トピックス
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受賞2017.10.20
王 誠さん(増本グループ・修士課程2年) 『第30回日本セラミックス協会秋期シンポジウム 「優秀賞」』を受賞 受賞日/2017年9月20日 増本研究室(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域)の王 誠さん(東北大学大学院工学研究科修士課程2年)が、日本セラミックス協会 第30回秋季シンポジウム(2017年9月19~21日:神戸大学)において、「優秀賞」を受賞しました。本賞は、セッション『グリーンプロセッシングによる機能性セラミックスの新展開』の発表の中で、優れた内容の若手研究者の発表に対して与えられるシンポジウム賞です。 この成果は、東北大学および電磁材料研究所の共同研究により得られたものです。 タイトル: Structure and Tunnel Magneto-Dielectric Effect of Co-Sr-F Nano Composite Thin Films. 受賞者名: 王 誠(増本研究室・修士2年) 曹 洋(増本研究室・教育研究支援者) 張 亦文(新領域創成研究部・物質材料・エネルギー領域 助教(現:天津大学准教授)) 大沼 繁弘(電磁材料研究所) 小林 伸聖(電磁材料研究所) 増本 博(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域) 左から:安達セッション長、王 誠 さん、増本 博 教授
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会議発表・論文・出版2017.10.19
田中 幹人 助教(新領域創成研究部) 『科学教育研究』に論文掲載 掲載日/2017年10月18日 学生の学びや成長を促進させるためには、授業改善はもちろんのこと、授業間および授業内外での関連性を高め、正課教育と正課外教育を有機的に結びつけることが重要であると言われている。その意味で、近年多くの学生が参加するアウトリーチ活動は正課外教育としての可能性を秘めている。しかしながら、学生がアウトリーチ活動を通じて何をどのような過程で学習しているのかは分からず、アウトリーチ活動において、学生の学習活動を支援したり、学習成果の質を高めたりするための具体的な方略がなかった。 そこで、東北大学が高校生向きに開催している天文学者の職業体験企画(「もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。」)に、高校生の研究サポート役として参加する大学生を事例にしてインタビューデータを収集し質的研究を行った。分析の結果、活動を通じて、天文学の知識や研究の方法を学習していただけに留まらず、協働活動を通じて異質な他者との関係性を築いたり、自分なりにできる役割を見つけて果たしたりしながら、汎用的な能力を成長させていたことが明らかになった。また、活動を通じた経験から、居場所感や友人関係の構築を通じて充実感を感じたり、自己理解を促進させたりしており、もし天活動は大学生の心的な成長も促進させていることが推察される。もし天活動を正課外教育として捉えると、「授業時間外での学習時間」や「学習以外での友人との交際」を促進させる場となっていることから、活動は正課教育での知識・技能の獲得促進に寄与することが期待できる。 しかしながら、活動とこのような学習効果を結びつけ促進させるためには、単に学生を活動に参加させるだけでなく、教員による活動全体を通じた適切な援助介入(例えば、「天文学の基礎知識」「研究テーマの立て方」「天体観測・データ解析の方法」などについて主体的に事前学習できる場の設定や、役割の具体的な割り振り、など)が必要であることも明らかになった。 論文情報: 田中幹人, 「天文アウトリーチ活動に取り組む大学生の学びと成長―高校生向け天文学者体験企画を事例に―」, 科学教育研究 Vol. 41 (2017) No. 3 p. 335-349 DOI: 10.14935/jssej.41.335
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会議発表・論文・出版2017.10.18
常松 友美 助教(新領域創成研究部) 『Frontiers in Neural Circuits』に論文掲載 掲載日/2017年9月14日 脳の中の前脳基底部という場所は、注意、記憶・学習、覚醒に重要な役割を持っていることが知られています。しかしながら、前脳基底部の神経細胞たちが集団としてどのように活動しているか、未だ分かっていません。新領域創成研究部の常松助教は、英国ストラスクライド大学坂田秀三上級講師、Josue G. Yague博士研究員とともに、マウスの前脳基底部と大脳皮質聴覚野から、同時に、かつ一度にたくさんの神経活動を記録し、2つの脳領域間での神経活動ダイナミクスの違いを詳細に解析しました。その結果、自発発火頻度の分布は、聴覚野、前脳基底部ともに対数正規分布を示しましたが、聴覚野に比べて、前脳基底部ではスパイクカウント相関が低く、局所フィールド電位に対する発火同調は主に低周波で起こっていることが分かり、聴覚野では複数の周波数で発火同調が起こっていることと対照的でした。これらの結果は、脳領域によって異なる原理に基づいて神経集団活動が起こっていることを示唆しています。 本研究成果は、2017年9月14日付で、科学誌Frontiers in Neural Circuitsに掲載されました。 論文情報: Josue G. Yague, Tomomi Tsunematsu and Shuzo Sakata, “Distinct Temporal Coordination of Spontaneous Population Activity between Basal Forebrain and Auditory Cortex”, Front. Neural Circuits, 11:64. 2017 doi: 10.3389/fncir.2017.00064
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研究会等のお知らせ2017.10.17
平成29年度後期 全領域合同研究交流会(第1回)のご案内(PDF) 発表者:阿部博弥 博士研究教育院生(デバイス・テクノロジー) ほか 場所:学際科学フロンティア研究所1階 大セミナー室 ■全領域合同研究交流会について(29年度後期開催日程掲載)
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研究会等のお知らせ2017.10.16
第2回「フロンティアバイオイメージング研究会」(PDF) 主催/学際科学フロンティア研究所 共催/連携型博士研究人材総合育成システム、知の創出センター 会場:片平キャンパス 知の館・3F講義室(北大・名大ポリコム中継予定) [ 事前申込不要・参加自由 ]
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研究会等のお知らせ2017.10.15
模型世界 —探求するかたちの蒐集—(PDF) 主催/学際科学フロンティア研究所、大学院工学研究科都市・建築学専攻 協賛/日本電気硝子株式会社 会場:東北大学トンチクギャラリー 〔 入場無料 〕 ■詳しくは五十嵐太郎研究室ウェブサイトをご覧ください。
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研究会等のお知らせ2017.10.14
第1回イスラム圏研究会 「イスラーム学際研究の試み――中東研究からの視点」(PDF) 主催/東北大学イスラム圏研究会 共催/東北大学国際文化研究科、学際科学フロンティア研究所 会場:東北大学マルチメディア教育研究棟6F大ホール ■詳しくはポスターをご覧ください。
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お知らせ2017.10.13
津村 耕司 助教(新領域創成研究部) NHK仙台放送局ラジオ第1『ゴジだっちゃ!』への出演 放送日/2017年10月11日 新領域創成研究部の津村耕司助教は、NHK仙台放送局のラジオ第1の番組『ゴジだっちゃ!』(10月11日放送)に出演しました。 今回の出演は、6月から始まった冠コーナー「津村満点堂」の第3回目でした。 (前回、前々回) 今回のテーマは「太陽系と宇宙探査」ということで、津村助教自身がプロジェクトに関わっているJAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」をはじめ、米国NASAのや欧州ESAによる探査機について紹介しました。また、先日ノーベル物理学賞を受賞した重力波につても紹介がありました。 次回は12月20日(水)の出演予定で、テーマは「宇宙生命」です。 ■ゴジだっちゃ!番組ページ
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受賞2017.10.13
郭 威 博士(才田グループ・教育研究支援者) 平成28年度日本材料学会 第2回材料WEEKワークショップ 金属ガラス部門委員会 優秀研究発表賞 受賞日/2017年10月10日 才田グループの教育研究支援者 郭 威さんらの研究成果が平成28年度日本材料学会第2回材料WEEKワークショップ金属ガラス部門委員会 優秀研究発表賞を受賞しました。受賞式は平成29年10月10日の第3回材料WEEKにおいて執り行われました。 発表題目:「Relaxation and rejuvenation of ductile bulk metallic glass」 発表者:郭 威、山田 類、才田 淳治 (東北大学 学際科学フロンティア研究所) 発表場所:日本材料学会第2回材料WEEKワークショップ 平成28年10月11-14日 京都テルサ
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お知らせ2017.10.10
大学 保一 助教(新領域創成研究部) 『future leader 2017』に選抜 学際科学フロンティア研究所新領域創成研究部の大学保一助教は、世界38か国から選ばれた「future leader 2017」(計138名)の一員として、科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)に参加しました。 STSフォーラムにおいては、人類の繁栄をもたらす科学技術の進歩発展と普及と妨げる種々の障壁について検討されると同時に、その進歩が招く、環境保全や健康上の利益と倫理に関する問題に関して議論されました。 大学助教は、分子生物学を専攻する立場から、「医療、食物生産においてゲノム編集の応用する上での障壁」や、今後、「地球規模で増加する加齢にとなう健康問題」に関する議論に参加しました。また、Future Leaders Programのセッションの中で、13名のノーベル賞受賞者とともに未来の科学技術の発展における課題に関して、討議を行いました。 関連リンク: STS forum NPO