トピックス
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受賞2020.11.17
2020年11月 受賞発表 新領域創成研究部の金田文寛助教は、第15回(2021年)日本物理学会若手奨励賞 (Young Scientist Award of the Physical Society of Japan) を受賞しました。 日本物理学会では、将来の物理学を担う優秀な若手研究者の研究を奨励し、学会をより活性化するために本賞が設けられています。 金田助教の受賞の評価対象となった研究テーマおよび論文は、次の通りです。 対象研究:高効率単一光子源,量子もつれ,不確定性関係の研究 対象論文: F. Kaneda, S.-Y. Baek, M. Ozawa, and K. Edamatsu, "Experimental test of error-disturbance uncertainty relations via weak measurement", Physical Review Letters 112, 020402 (2014). F. Kaneda, P. G. Kwiat, "High-efficiency single-photon generation via active time large-scale multiplexing", Science Advances 5, eaaw8586 (2019). F. Kaneda, R. Shimizu, S. Ishizaka, Y. Mitsumori, H. Kosaka, K. Edamatsu, "Experimental activation of bound entanglement", Physical Review Letters 109, 040501 (2012). 受賞情報: https://www.jps.or.jp/activities/awards/jusyosya/wakate2021.php#r1
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会議発表・論文・出版2020.11.16
学際科学フロンティア研究所 新領域創成研究部の奥村正樹 助教らによって、小胞体内タンパク質品質管理を担うPDI familyの1分子構造情報に関する総説(Review article)が、『Current Opinion in Structural Biology』に2020年11月14日に掲載されました。 Protein Disulfide Isomerase (PDI) familyは、小胞体内でチオール・ジスルフィド交換反応の触媒およびシャペロンとして働くことが知られています。近年、高速原子間力顕微鏡を用いPDI familyの1分子構造情報の取得により、構造ダイナミクスおよびその制御機構が明らかとなってきました。インスリンや免疫グロブリン、MHCなど数多くの基質をターゲットとするPDI familyの新たな1分子構造情報は、構造ダイナミクスを基盤とした基質認識機構に一定の解釈を与えることが考えられ、これら最新の知見をまとめ、概説しました。 論文情報: Masaki Okumura, Kentaro Noi, Kenji Inaba, “Visualization of structural dynamics of protein disulfide isomerase enzymes in catalysis of oxidative folding and reductive unfolding”, DOI: 10.1016/j.sbi.2020.10.004 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959440X20301718?via%3Dihub
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研究会等のお知らせ2020.11.13
オンライン開催 ブリティッシュコロンビア大学の小倉沙央里氏をお招きし、 海外の大学院生とその社会からの認識のされ方 について講演頂くことで、自分のキャリアについて新しい視点で考えてもらいます。 講演者: 小倉沙央里 氏(ブリティッシュコロンビア大学) タイトル:「職業としての大学院生」 日 時:11月24日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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研究会等のお知らせ2020.11.12
オンライン開催 広島市安佐動物公園に所属する学芸員の安西航 氏をお招きし、動物園学芸員の仕事とその社会における役割について講演頂くことで、学生に社会の中での動物園学芸員の役割について知ってもらうとともに、自分のキャリアについて新しい視点で考えてもらいます。 講演者: 安西航 氏(広島市安佐動物公園) タイトル:「動物園の使命と未来」 日 時:11月17日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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研究会等のお知らせ2020.11.02
オンライン開催 海外環境協力センターに所属する環境コンサルタントの久世濃子氏をお招きし、環境コンサルタントの仕事とその社会における役割について講演頂くことで、学生に社会の中での環境コンサルタントの役割について知ってもらうとともに、自分のキャリアについて新しい視点で考えてもらいます。 講演者: 久世濃子 氏(海外環境協力センター) タイトル:「基礎研究から環境コンサルタント業界へ」 日 時:11月10日(火)17:00〜18:30 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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お知らせ2020.11.02
放送日/2020年11月2日(午後5:05放送) 学際科学フロンティア研究所の山田將樹助教が、NHK仙台放送局のラジオ第1の番組『ゴジだっちゃ!』(11月2日放送)に出演します。 最先端の研究を紹介する「この人、研究中につき」の今回のテーマは「ダークマターの真実」です。 先日、出演者の山田助教、理学研究科の高橋史宜教授により、ダークマターはアクシオンかという説を提唱した研究成果がプレスリリースされました。 http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/10/press20201013-01-xenon.html (東北大学:プレスリリース「ダークマターの正体はアクシオンか XENON1T実験の結果を説明しダークマターと星の冷却異常をつなぐ説を提唱」) 今回は、山田助教がこの成果を中心にご紹介する予定です。 ■ゴジだっちゃ!(番組ページ) https://www4.nhk.or.jp/P2914/x/2020-11-02/05/98885/8569658/
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会議発表・論文・出版2020.10.30
見た目の色に関する脳内での情報処理の詳細は未だに多くのことがわかっておらず、脳に入った後で色の情報がどのような形で表現・処理されているかは明らかではありませんでした。新領域創成研究部の金子沙永助教(兼 東北大学電気通信研究所)と、東北大学電気通信研究所、アバディーン大学の研究グループは、見た目の色の鮮やかさと関連した脳活動を人間の脳波計測によって記録することに成功しました。この研究により、従来考えられていた反対色による色表現よりも進んだ、ピンクや黄緑などの中間色の情報が脳内の比較的初期の段階に存在することを直接的に示すことができました。 本研究に用いた脳波測定は、被験者の負担が比較的少ない簡便な脳活動測定方法であるため、他の手法での測定が困難な赤ちゃんや高齢者、患者、言葉の話せない人などの色の見え方を他覚的に可視化できるようになることが期待できます。 この研究成果は、神経科学分野における国際的なオンラインジャーナル(学術誌)「Cerebral Cortex Communications」にて10月29日付で公開されました。 論文情報: Kaneko, S., Kuriki, I., and Andersen, S. K., "Steady-state visual evoked potentials elicited from early visual cortex reflect both perceptual color space and cone-opponent mechanisms", Cerebral Cortex Communications. DOI: 10.1093/texcom/tgaa059 https://academic.oup.com/cercorcomms/article/1/1/tgaa059/5900215 プレスリリース: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/10/ress20201030-02-color.html
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研究会等のお知らせ2020.10.28
オンライン開催 「重力波」とは、かのアルバートアインシュタインが1915年から16年にかけて発表した一連の論文においてその存在を予言したもので、我々が住むこの時空間の中を時空自体がゆらいで伝搬する「時空のさざなみ」のことを指します。 この「重力波」が、その予言から約100年経った2015年9月にアメリカのレーザー干渉計型重力波検出器「LIGO(ライゴ)」によって初めて観測されました。 今回の特別講演会においては、ノーベル物理学賞受賞者で「LIGO」を主導してきた一人である Rainer Weiss(レイナー・ワイス)名誉教授(米国MIT)、および日本の重力波実験装置「KAGRA(カグラ)」を主導する梶田隆章(かじた たかあき)教授(東大)が、「重力波」の魅力を語ります。 日時:2020年11月25日(水) 19:00 - 21:30 配信元:オンライン(YouTube Live) 東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センター 参加費:無料(要登録) 言語:日英同時通訳 申し込み:下記フォームよりお申込みください。 https://forms.gle/NF7ByoCw3zqjWYuU8 申し込み締切:2020年11月23日(月) ※問い合わせ先など、詳細は 知のフォーラム サポーターサイト TFCフレンド をご覧ください。 主催:東北大学 研究推進・支援機構知の創出センター 共催:東北大学 宇宙創成物理学国際共同大学院 東北大学 学際科学フロンティア研究所 京都大学 基礎物理学研究所 早稲田大学 高等研究所 上海交通大学 李政道研究所
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受賞2020.10.23
木村 萌さん(増本グループ博士1年) 日本金属学会 2020年秋季講演大会「優秀ポスター賞」を受賞 増本研究室(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域)の木村 萌さん(博士1年)が、「日本金属学会 2020年秋季講演大会(2020年9月15-18日:オンライン開催)において、「優秀ポスター賞」を受賞しました。 本賞は、全ポスター発表の中で、優れた内容の発表に対して与えられる学会賞です。 この成果は、東北大学および電磁材料研究所の共同研究により得られたものです。 タイトル: Co-MgO系ナノコンポジット薄膜の電気および磁気特性 受賞者名: 木村 萌(増本研究室 博士1年) 曹 洋 (新領域創成研究部・物質材料・エネルギー領域) 青木 英恵(新領域創成研究部・物質材料・エネルギー領域) 小林 伸聖 (電磁材料研究所、学際研客員教授) 大沼 繁弘 (電磁材料研究所・学際研学術研究員) 増本 博(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域) 受賞日: 2020年9月18日
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研究会等のお知らせ2020.10.21
オンライン開催 フリーランスの建築家の土岐文乃 氏をお招きして、建築家の仕事とその社会における役割について講演頂くことで、学生に社会の中での建築家の役割について知ってもらうとともに、自分のキャリアについて新しい視点で考えてもらいます。 講演者: 土岐文乃 氏(フリーランス) タイトル:「建築家の職能 ―― 様々な世界とのつながり」 日 時:10月27日(火)16:20〜17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @