東北大学
学際科学フロンティア研究所

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理学研究科 村上准教授(プログラム研究)の研究成果のお知らせ

2014.11.14

村上 元彦 准教授(理学研究科)(2012-2014プログラム研究)

Nature Communications(11月11日号)に論文掲載


本研究所の2012-2014年度プログラム研究を実施している理学研究科の村上元彦准教授は、地球内部のマグマが深くなればなるほどその色は「暗く」なり、従来予想されていたよりもずっと熱を伝えにくくなることを世界で初めて明らかにし、マントルの底にごくわずかに存在するとされる重いマグマが、マントル底部に根っこを持つ巨大な高温マントル上昇流(スーパーホットプルーム)の発生メカニズムに極めて重要な役割を果たしていることを突き止めました。この結果は、これまで地球科学の大きな謎であった、核からマントルへの熱輸送特性の解明、スーパーホットプルームの発生機構解明、ひいてはマントル対流の様式と要因に迫るもので、四十六億年の地球の進化史を理解するうえで非常に重要な成果であるといえます。

この成果は11月11日発行の英科学誌『Nature Communications』に掲載されました。

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発表論文:
Murakami, M. et al. High-pressure radiative conductivity of dense silicate glasses with potential implications for dark magmas. Nat. Commun. 5:5428 doi: 10.1038/ncomms6428 (2014).

プレスリリース:
ダークマグマ:マントルの底のマグマは「暗かった」ー巨大高温マントル上昇流発生機構解明に大きな手掛かりー(東北大学)

報道関連ページ:
河北新報 など

 

 

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