東北大学
学際科学フロンティア研究所

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高 俊弘 助教(新領域創成研究部)

2017.03.06

高 俊弘 助教(新領域創成研究部)

『Cell Reports』に論文掲載、および報道発表

プレスリリース/2017年2月22日


 

新領域創成研究部の高 俊弘助教の研究グループは、太ると血糖値が高くなるメカニズムとして、肥満した脂肪細胞の小胞体ストレスが関与することを発見し、その分子メカニズムを解明しました。
食生活の欧米化にともない、肥満をともなう糖尿病患者は飛躍的に増加し、大きな社会問題となっています。肥満になると血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きが悪くなり(インスリン抵抗性)、血糖値が上昇します。この「インスリン抵抗性」は、糖尿病のみならず、メタボリックシンドロームの基盤病態としても重要です。本研究で解明された分子機序は、糖尿病・メタボリックシンドロームに対する治療標的になるものとして、大いに期待されます。

本研究成果は、2017年2月21日午後4時(世界標準時、日本時間2月22日午前1時)Cell Reports誌(電子版)に掲載され、2月22日に本学よりプレスリリースされました。

本研究の成果は、植物科学分野において世界的に権威のある米国植物生理学会誌The Plant Cell online版に2017年1月25日に掲載され、1月30日に本学よりプレスリリースされました。

掲載論文:
Toru Suzuki, Junhong Gao et al. "ER Stress Protein CHOP Mediates Insulin Resistance by Modulating Adipose Tissue Macrophage Polarity", Cell Reports, Volume 18, Issue 8, 2045-2057,
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.celrep.2017.01.076

プレスリリース:
東北大学

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