東北大学
学際科学フロンティア研究所

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鈴木 勇輝 助教(新領域創成研究部)

2017.07.24

鈴木 勇輝 助教(新領域創成研究部)

『Chemical Communications』に論文掲載

掲載日/2017年7月14日


ナノ~マイクロスケールの微細な人工物の作製手法として、素材となる分子から目的の構造を自己集合的に組み上げるボトムアップ型のアプローチが注目されています。新領域創成研究部の鈴木勇輝助教、本学工学研究科の村田智教授、都丸高洋(平成28年度修士課程修了)らの研究グループは、DNAナノ技術を駆使して、外部シグナルによって制御可能なナノサイズの回転デバイスを開発しました。この回転デバイスは、配列設計した約200種類のDNA鎖を自己集合させることで構築され、信号となる分子の入力に応じて回転子の状態が切り替わるようにつくられています。本研究の成果は、特定の核酸分子やタンパク質などを検知するバイオセンサーの構築等に繋がると期待されます。

本研究は、英国王立化学会の速報誌「Chemical Communications」に2017年7月14日付で掲載され、表紙に採用されました。

論文情報:
Takahiro Tomaru, Yuki Suzuki*, Ibuki Kawamata, Shin-ichiro M. Nomura and Satoshi Murata*. “Stepping operation of a rotary DNA origami device”. Chem. Commun., 2017, 53 (55), 7716-7719.  doi: 10.1039/c7cc03214e

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