東北大学
学際科学フロンティア研究所

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津村耕司助教、市川幸平助教『Nature Astronomy』に論文掲載および報道発表

1月28日『Nature Astronomy』オンライン版に論文掲載、およびプレスリリース

2019.01.29

新領域創成研究部の津村耕司助教と市川幸平助教は、京都大学の有松 亘(ありまつ こう)研究員らとともに、沖縄県宮古島市にて実施した小型望遠鏡を用いた観測によって、太陽系外縁部「エッジワース・カイパーベルト」に惑星の形成材料である始原天体「微惑星」の生き残りと推定される極めて小さなサイズ(半径およそ1km)の天体を史上初めて発見しました。今回発見されたサイズの天体は太陽系外縁部に大量に分布していると推定され、彗星の供給源として70年以上前から存在が予見されていましたが、すばる望遠鏡などの巨大望遠鏡を用いても直接観測が不可能だったため発見例がありませんでした。

本研究成果は2019年1月28日(日本時間1月29日)発行の英国の科学専門誌『Nature Astronomy』オンライン版に掲載されます。
 
 
 
論文情報:
K. Arimatsu, K. Tsumura, F. Usui, Y. Shinnaka, K. Ichikawa, T. Ootsubo, T. Kotani, T. Wada, K. Nagase & J. Watanabe, “A kilometre-sized Kuiper belt object discovered by stellar occultation using amateur telescopes”, Nature Astronomy (2019),
DOI: 10.1038/s41550-018-0685-8
 
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