いきもののカタチをくらべてみよう!

いろんないきものの骨格標本を展示します。クイズ正解者に標本プレゼント♪

片平まつりではみなさんに動物の骨格(こっかく)をまるごと見てもらいます。骨は重い体を支え、強くするだいじな構造(こうぞう)ですよね。サカナ、カエル、ヘビ、トカゲ、ネズミ、トリなどなどいろいろな動物で、このだいじな骨の構造がどうなっているかをくらべてみましょう。動物によって骨格がだいぶ違うことがすぐにわかるとおもいます。われわれヒトともだいぶ形が違いますね。でももっとよく見て、くらべてください。それぞれの動物の骨格には、案外おんなじ部分がみえてくるかも。だって、われわれヒトのご先祖(せんぞ)様は、そもそもサカナだったんですから。そして、ヘビもトカゲもネズミもトリも、ヒトとおんなじご先祖様からわかれた、いわばご親戚(しんせき)なのですから。うつくしい芸術品(げいじゅつひん)のような骨格標本をながめながら、動物の「進化(しんか)」におもいをふくらませてみてください。サカナの骨格標本のプレゼントもあります(先着順)。

卵から体ができる不思議

卵の細胞が分裂・増殖して動物の体ができるようすをビデオで紹介します。

ヒトのからだは約60兆個の細胞(セル)からできているんだ。どんな動物もたったひとつの細胞、受精卵から生命がスタートして、分裂によって猛烈な勢いで細胞の数を増やしていく。ビデオではサカナやカエルの卵をつかって、1000個くらいに分裂してお団子のようになった細胞のかたまりが、ブロックごとに移動したり、性格を変えたりしながら動物のかたちを作っていくようすと、その研究方法を説明するよ。動物が発生するしくみを研究することで、ヒトの病気やケガになってしまった組織の再生や、治療を促すことに役立つかもしれないね。

測ってみよう!植物の力

身近な植物も頑張っている!?光合成の力を実際に測ってみよう!

植物がどうやって生きているか知っていますか?道端の草花も、田んぼに育つイネも、山々の木々も、みんな太陽の光を使って空気中の二酸化炭素を食べることで生きています。この植物に特有の力のことを「光合成」といいます。私たちがお米やパンを食べられるのは、この光合成の力のおかげです。また私たちの生活を支えている石油などの化石燃料も、はるか昔に光合成で蓄えられた炭水化物が土の中に溜まって作られたものです。今の地球の環境があるのも、私たちの便利な生活も、基をたどれば「光合成」が支えているとも言えます。
この企画では、光合成の力を測る実験を体験してもらいたいと思っています。赤外線サーモグラフィを使って植物の体温測定に挑戦し、光合成をしている植物が熱くなっているのか?涼しくなっているのか、じっくり観察してみてください。最後は、赤外線サーモグラフィで記念撮影をしてみましょう!

光で生命(いのち)を「みる」

「生きている」を見るために欠かすことのできない「光」の実験に挑戦!

私たち「ヒト」をはじめ、すべての生き物の体は「細胞」からできています。生き物がどのように生きているのか、どこがどうおかしくなると病気になるのか、どうすれば病気を予防したり治したりすることができるのか、ということを知るためには、細胞の中でどんなことが起きているか詳しく調べることがとても大切です。しかし、細胞の中はほとんど透明なので、普通の顕微鏡では詳しく調べることができません。こんなとき、「光」を使うとうまく調べられるようになることが多くあります。たとえば、「蛍光」という光をうまく使うと、細胞の中の特別な部分だけを明るく光らせることができます。この企画では、ホタルの光を試験管の中で作ったり、身の回りの意外なところにある「蛍光」を見たり、実際に蛍光を使って生きた細胞を観察した動画を見たりすることで、光を使って生き物や病気のことを詳しく調べる研究に触れてみたいと思います。また、実験のときに使う道具も展示します。