東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

学際研究共創プログラム 研究概要(2020年度採択)

学際科学フロンティア研究所

常松 友美 助教

採択課題名
不良タンパク質を用いた加齢の模倣による睡眠変化メカニズムの解明
実施年度 2020-2021

睡眠の質や体内時計は年齢によって変化するが、そのメカニズムは未だ不明である。例えば、加齢により何故深いノンレム睡眠が減少し、睡眠が分断化され、早寝早起きになるかは分かっていない。一方、加齢に伴い、タンパク質の不良化に起因する神経変性疾患やⅡ型糖尿病といったミスフォールディング病が誘発されることも知られる。特に高齢化が深刻化する日本では、認知症の人口が2025年には約700万人に達すると見積もられており、これは65歳以上の5人に1人に相当し、社会問題となっている。そこで本研究では、加齢による疾病を引き起こすタンパク質にターゲットを絞り、脳ダメージに伴う睡眠の質の変化を定量化・モデル化する。「加齢に伴う様々な疾病と睡眠」に関する新たな学理を探究する。

 

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