公募研究
海外研究集会等発表支援 報告
2015年6月14日から18日にかけてホノルルで開催された国際ヒト脳機能マッピング学会(OHBM: Organization for Human Brain Mapping)でポスター発表を行った。本学会は、ヒトを対象とした脳科学分野の研究者が一同に集う最大の国際学会であり、約3,000件ものポスター発表が行われた。
私の発表の内容は、音読しながら情報を覚えると記憶力が向上する脳内機序を調べたものである。発表では、発話に関係する脳部位である前帯状回と記憶に関係する海馬の相互作用が重要であることを示した。非常にシンプルな実験ではあるが、研究の成果を教育現場やリハビリテーションの場面で利用可能性が高いため、多くの研究者と意見を交換することができた。意見を交換した研究者とは、その後も交流が続いており、今後の共同研究につなげたい。
本発表を支援してくださった学際科学フロンティア研究所若手研究者国際化支援海外研究集会等発表支援プログラムに深く感謝いたします。