東北大学
学際科学フロンティア研究所

新領域創成研究部

在職期間:2015.4-2017.3

藤岡 悠一郎Yuichiro Fujioka

助教人間・社会

メンター教員(当時)
教授
高倉 浩樹(東北アジア研究センター)
研究分野 地理学、地域研究(アフリカ)
主な研究テーマ
  • 農山村における食糧安全保障と複合生業
  • 半乾燥地域の洪水-干ばつ対応農法の構築
  • 半乾燥地域における農地林の成立過程と機能解明
  • 日本の中山間地域におけるトチノキ巨木林の利用と機能解明
所属学会 日本地理学会、人文地理学会、日本アフリカ学会、東北地理学会
研究概要  

アジアやアフリカの農村社会では、人々が農耕や牧畜、漁労、狩猟採集、賃労働などの多様な生業を複合的に実践することで生計や社会を維持する“複合生業システム”が地域の歴史のなかで発達してきた。例えば、アフリカの半乾燥地域では、作物栽培と家畜飼養、樹木利用を組み合わせたアグロ・シルボ・パストラルとよばれる生業システムが発達し、村落の畑のなかに樹木が林立する独特な景観、“農地林(アグロフォレストリー)”が形成されている。このような、地域の自然環境や社会環境に深く根差すかたちで発達してきた複合生業システムは、経済のグローバル化や国家の開発政策、都市―農村関係の変化など、マクロな社会経済変容に組み込まれつつ、近年大きく姿を変えつつある。私の研究では、半乾燥地域で発達してきた農耕と牧畜、樹木利用を中心とする複合生業システムの変容過程、および現代社会の中で複合生業がもつ意味を検討し、現代の複合生業論を再構築することを目的としている。対象とする地域は主に南部アフリカに位置するナミビアやボツワナ、南アフリカの農牧社会であるが、日本を含めた他地域との比較検討を進めている。特に注目しているのは、(1)経済変動におけるミクロ―マクロ連関、(2)自然資源利用の持続性、(3)気候変動への対応、という3つの視点である。

関連記事一覧

PAGE TOP