東北大学
学際科学フロンティア研究所

新領域創成研究部

  

在職期間:2015.4-2018.5

矢島 秀伸Hidenobu Yajima

助教先端基礎科学

メンター教員
准教授
大向 一行(大学院理学研究科)
研究分野 宇宙物理学
主な研究テーマ
  • 輻射流体計算による初代銀河形成過程の解明
  • 銀河形成
  • 銀河と巨大ブラックホールの共進化
  • 数値天文学
所属学会 天文学会
研究概要  

我々が住む天の川銀河には、1000億個以上の星が存在し、中心には巨大なブラックホールが存在していると考えられています。このような銀河と呼ばれるシステムが、どのように作られ、成長してきたのかは未だによくわかっていません。宇宙の年齢は現在約138億年と推定されていますが、最初の銀河(初代銀河)が作られたのは宇宙年齢が数億年程度の頃と考えられています。初代銀河が作られた後、他の銀河との合体を繰り返しながら100億年以上の時間をかけて成長し、現在の天の川銀河や、さらに巨大な楕円銀河などに進化したと考えられています。この初代銀河は、天の川銀河の1万分の1程度の重さしかなく、星や巨大ブラックホールからの強烈な光や、超新星爆発の影響を強く受けながら成長してきたと考えられています。しかしながら、複雑な流体過程、光の輸送過程、重力相互作用を同時に解く必要があるために、初代銀河やその中の星、巨大ブラックホールの形成、進化過程はほとんど理解されていません。私は、スーパーコンピューターによる大規模数値シミュレーションによって、複雑な物理過程を直接解き、初代銀河の形成、進化過程を理解することを目指しています。研究を進めるためには、天文学、物理学の知識だけでなく、ハイパフォーマンスコンピューティングや化学の知識も必要となります。そのため、様々な研究者との交流を通して研究を推進し、新たな研究アプローチの開拓や、ユニークな研究テーマへの発展も同時に考えています。

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