日本全国の高校約1000校に、「もし天」のポスターを配布し、企画の広報を行いました。
応募時に提出してもらった作文をもとに、書類審査が行われます。16人の狭き門です。合格通知が届いた学生の喜びはいかほどでしょうか。
高校生達が、1週間の合宿イベントの中で天文学の一連の研究活動を体験します。世界中の誰も答えを知らない問題に取り組むことで、すでに明らかになっていることを吸収するだけでなく、「主体的に学ぶ」経験をしてもらいます。
同時に、最先端の天文学に触れてもらうことで、天文学研究の魅力と面白さを感じてもらうことを目指します。
日本全国の高校約1000校に、「もし天」のポスターを配布し、企画の広報を行いました。
応募時に提出してもらった作文をもとに、書類審査が行われます。16人の狭き門です。合格通知が届いた学生の喜びはいかほどでしょうか。
高校生たちは日本全国から集まります。ここからは4人ずつのグループにわかれ、グループ単位で活動します。
観測計画の立案が最初の課題です。高校生たちは、自分たちで自主的にテーマを設定します。計画書は、プロの天文学者によって審査され、この審査を突破しなければ観測に進めません。
各チームには、SLA(Student Learning Advisor)がついて、高校生たちの活動をサポートします。
自分たちがたてた研究計画をもとに、高校生たちは、仙台市天文台の望遠鏡「ひとみ」を使って観測します。
プロの天文学者が使うのと、同じ望遠鏡を自分で動かせる得難い機会です。
自分たちでとった観測データを、今度はパソコンを使って解析します。
データ解析は難解ですが、SLAのサポートのもと、みんな頑張って食らいつきます。
メンバー間の役割分担もできてきます。ここまでグループに貢献できなかったと感じている学生が、活躍の場を見出すこともあります。
解析結果を整理し、解釈し、プレゼンテーションにまとめます。
グループのメンバーと何度も何度も議論を重ね、結果をまとめていきます。
壁に貼ってある「どこでもホワイトボード」が、重ねてきた議論の量をものがたります。
これまでの成果を発表します。
チーム名と発表タイトルは…
です。
高校生たちは、「もし天」で得たものを胸に、日常へと帰っていきます。
天文学を志す人もいれば、別の道へ進む人ももちろんいます。それでも、「もし天」で得たものは、きっと次の困難に立ち向かう勇気をくれるはずです。
未知に立ち向かった経験を讃え、高校生たちには、「未来博士号」が授与されます。
主催:学際科学フロンティア研究所 理学研究科天文学専攻
共催:仙台市天文台 宮城教育大学
後援:宮城県教育委員会 日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンス