学際科学フロンティア研究所活動報告書_令和3年度
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―15―本章に本研究所における令和3年度の活動実績をまとめる。なお、令和3年5月1日時点で、学際研を本務とする教員数は56名(先端学際基幹研究部7名、新領域創成研究部49名)、学際研以外を本務とする教員数は3名であった。加えて、令和3年7月1日に1名の新領域創成研究部教員が着任した。本章では合計60名を令和3年度の教員数として記載し、研究業績等にはその全員分を集計した。先端学際基幹研究部では、教員を各研究領域に配置し、それぞれに独自の観点から先進的な学際研究を推進している。教員は、自身の研究資源だけではなく、所内の各種支援プログラムを積極的に活用して、学内、学外の研究者らとともに随時必要な研究組織を構築し、新たな学問分野の開拓を目指している。本研究所では、各分野の教員が常に情報交換できるようなオープンスペースの研究環境を整備し、横断的研究課題の遂行と展開を図っている。先端学際基幹研究部の教員の研究テーマは、以下のとおりである。ただし、新領域創成研究部を経て先端学際基幹研究部の任期付き教員となっている教員については、次節に記載する新領域創成研究部教員に含めている。研究分野:無機材料物性学、薄膜プロセス工学、複合機能材料学主な研究テーマ:■ 金属−セラミックス系ナノ複相構造薄膜材料の研究■ 複合構造制御による磁性−誘電材料の研究■ 金属チタンのプラズマ酸化による骨伝導性インプラント材料の開発■ 環境・安全協調型セラミックス材料の開発研究分野:室温接合(原子拡散接合法)、薄膜成長、磁性薄膜主な研究テーマ:■ 原子拡散接合法による室温接合技術とデバイス形成■ 機能性薄膜の形成と電子デバイス応用研究分野:電子線結晶学、収束電子回折、ナノ局所構造物性、構造相転移主な研究テーマ:■ 収束電子回折(CBED)法によるナノスケール局所構造・静電ポテンシャル分布解析法の開発■ 強誘電体・強相関電子系酸化物の局所構造・静電ポテンシャル分布解析■ 固体燃料電池関連材料・長周期積層合金等、機能材料の局所構造解析6.活動実績6.1 先端学際基幹研究部教員増本  博 教授 (物質材料・エネルギー)島津 武仁 教授 (情報・システム)津田 健治 教授 (先端基礎科学)

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