学際科学フロンティア研究所活動報告書_令和元年度
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表8に平成31年度・令和元年度において学際研所属教員が主体となり開催した研究イベントの件数を・丹羽 伸介 学際科学フロンティア研究所・准教授「生体ナノ力学研究拠点形成」 本研究所では、異なる研究分野に取り組む研究者間の相互理解や協調、共同研究を促進するために、学際的・分野横断的な研究イベントが企画、開催されている。そのうちで、定期的なイベントとしては、FRIS Hub Meeting(8月を除く毎月開催)、FRISリトリート(年1回開催)、成果報告会(年1回開催)、全領域合同研究交流会(年9〜10回開催、詳細は次節に記載)が挙げられる。各年度末に開催される成果報告会では、本研究所所属教員および各種研究支援プログラムの研究代表者が成果報告を行い、また、学外からも学際的な研究に携わる研究者を招待して、活発な質疑応答や情報交換の機会としている。例年、研究発表には多くの質問やコメントが寄せられ、講演時間の他にも、休憩時間や懇親会などでも意見交換が行われている。平成31年度・令和元年度成果報告会については、2013年ノーベル生理学医学賞の受賞者Randy Schekman(ランディ シェクマン)教授(U.C. Berkeley)の基調講演、および中野明彦氏(理化学研究所光量子工学研究センター副センター長)の招待講演を予定していたが、新型コロナウイルスCovid-19の感染拡大を受けて開催を中止した。示す。また、以下に研究所セミナー・講演会の開催情報をまとめる。159490.49―29―表8 平成31年度・令和元年度の研究イベント開催数FRIS Hub Meetingは、学際研所属教員の研究発表セミナーで、当初参加者は所内の研究者を対象としていたが、令和元年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げた。発表内容は、異分野研究者向けのわかりやすい研究成果の紹介に加え、「自分の分野の何が面白いのか」「自分の分野の研究方法とは」「自分の分野内だけで解けそうにない問題の紹介」などにも重点が置かれている。言語は日本語と英語を織り交ぜて使用し、聴衆は発表中にも積極的に質問し、討論し、理解を深めるようにしている。FRISリトリートでは、他大学の若手研究者も交え、研究発表や研究活動に関する討論を行う合宿形式の研究会である。使用言語は主に英語で、FRIS Hub Meetingと同様に聴衆が発表中にも質問するなどの自由な議論の環境が提供されている。研究所セミナー・講演会全領域合同研究交流会教員1人当たり開催数(研究所セミナー・講演会には、新型コロナウイルスCovid-19の感染拡大による3件の開催中止・延期分を含む)教員数6.5.4 国際的研究拠点支援プログラム(所内公募50万円/年、1年間、1件程度)【平成31年度(令和元年度)1件採択】6.6 学際イベント

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