学際科学フロンティア研究所活動報告書_令和4年度
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表6-5 導入機器数(令和5年3月末時点)1438241―34―FRIS CoRE は3つの基盤的実験室(化学系・生命科学系・工学系)と異分野交流を加速するサイエンスラウンジからなる。表6-5に令和4年度までに実験室に導入した機器数を示す。令和4年度までの整備状況は、目標に対しておよそ40%である。令和4年度の利用状況としては、のべ17名がFRIS CoREを利用した。本研究所では、分野に関わらず自由な発想で学際研究に着手できる基盤的な研究環境を研究者に提供するために、「学際研協働的研究環境(FRIS CoRE)」を整備している。多様な分野の基本的な実験等を負担なく行うことができる装置や設備を整えて、学際研究の進展に寄与することを目的としている。令和3年度より学際科学若手研究者支援基金を開設し、外部からの寄付を募り、FRIS CoREの整備費に充当する取り組みを実施している。令和4年度より学際研教員が、研究に興味のある本学の学部学生を学業に支障のない範囲でアドミニストレーティブ・アシスタント(AA)として雇用して、教員の研究の進展を図るとともに、学生に最先端の研究を経験する機会を提供し、学生の多様な研究経験と経済支援に資することを目的とした取り組み「学部学生研究ワーク体験(FRIS-URO)」を開始した。本取り組みによる学際研教員の学部学生の円滑な雇用を支援するため、FRIS-UROワーキンググループを設置している。FRIS-UROによる学部学生の募集内容は、研究所のウェブサイト内で順次公開・周知されている。令和4年度には1月23日の開始から3月8日までに、7件の募集に対して3名の学生が雇用された。本報告では、本研究所で所管する予算で渡航した実績のみを掲載する。表6-6に学際研所属教員分の国際交流のための海外派遣の状況をまとめる。また、表6-7に令和4年度の国際交流のための海外派遣リストを示す。令和2、3年度に引き続き、令和4年度も新型コロナウイルスの影響を受けたが、感染状況の改善に伴い回復の傾向を示した。サイエンスラウンジ化学系生命科学系工学系6.6 若手研究者研究環境整備6.6.1 学際研協働的研究環境(FRIS CoRE)6.6.2 学部学生研究ワーク体験(FRIS-URO)6.7 国際交流6.7.1 国際交流のための海外派遣

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