学際科学フロンティア研究所活動報告書_令和4年度
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図2-2 若手研究者育成の取組み(令和5年3月末現在)―3―本研究所の前身である「学際科学研究センター」は、平成7年4月に、「本学の研究所、研究科の横断的なつながりを意識的に強化して萌芽的、先駆的研究を実施するため」の学内共同教育研究施設として発足した。本センターにおいて多くの独創的な研究が推進され、高インパクト学術誌への論文発表、各種の受賞、大型予算の獲得等が実現した。平成15年4月には、学際科学研究センターの実績と経験を活かし、8年間に培われた有用な機能を大幅に向上させた「学際科学国際高等研究センター」が、附置研究所群の協力の下、改組・転換によって設置された(東北大学百年史より一部抜粋)。本研究所のもう一方の前身である「先端融合シナジー研究所」は、異分野を融合した新しい研究分野の創生によって科学と技術の飛躍的発展を希求するため、その担い手となる世界トップレベルの若手研究者を養成することを目的として、平成19年4月に学内共同教育研究施設の一つとして発足した国際高等研究教育機構の中に設置された。同機構は、異分野領域に関わる最新の研究成果に基づき、高度な大学院教育を行う「国際高等研究教育院」と異分野融合研究の実践を通じて若手研究者を養成する「国際高等融合領域研究所」からなる。国際高等融合領域研究所は、平成24年4月に「先端融合シナジー研究所」に名称変更された。国際高等研究教育院は、平成27年4月に学内組織改組により、学位プログラム推進機構に組み込まれ、平成28年4月に、名称を「学際高等研究教育院」と改めた。平成25年4月に「学際科学国際高等研究センター」と「先端融合シナジー研究所」が統合して「学際科学フロンティア研究所(学際研)」が発足した。両組織は、いずれも学際的融合研究の推進を標榜する学内共同教育研究施設であり、統合により強力かつ効果的に学際研究を推進するとともに若手研究者支2.2 沿革

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