東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

国際共同研究支援 報告

山本 英明(新領域創成研究部 助教)

アメリカ・ミネソタ大学

期間/2017.1.19-2.4

平成28年度若手研究者国際共同研究支援プログラムの助成を受けて、ミネソタ大学のTheoden Netoff准教授(医工学研究科)を訪問いたしました。Netoff先生は電気生理計測や制御工学などの手法を駆使して、てんかんやパーキンソン病などの機能性脳疾患の理解と新規療法の開発を目指されています。これまでに通研国際シンポジウムへの招待や共同プロジェクト研究の実施を通して交流を深めてきましたが、今回、初めてミネソタ大学を訪問しました。

授業期間を外して訪問したことで十分なディスカッションの時間が取れ、これまで散発的に話し合ってきた共同研究の案を具体的化することができました。2週間の滞在でしたので、現地で実験をすることはできませんでしたが、時には別の研究室の先生を巻き込んでアイディアを頂いたり、シミュレーションのコードをその場で書いて結果を議論したりしました。これからしっかりと研究を進め、成果に結びつけていきたいと考えています。

滞在期間中にはまた、ミネソタ大学ナノテクノロジー研究所のStephen Campbell所長を始め、幅広い分野(電子工学、機械工学、数学、神経科学、医学)の先生を7名紹介して頂き、個別に会ってディスカッションをすることができました。またこれは偶然でしたが、米国有数の脳損傷治療施設のあるヘネピン郡医療センターの研究室とICU治療室を見学する機会も得ました。

今回の訪問をご支援頂いた学際科学フロンティア研究所国際化推進委員会の先生方に、御礼申し上げます。

  • 左:ミネソタ大学ナノテクノロジー研究所のクリーンルームにて。
    左からNetoff准教授、Campbell教授、山本。

  • 右:ミネソタ大学の風景。滞在中の最低気温記録は-26℃。

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