東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

国際共同研究支援プログラム 報告

奥村正樹(新領域創成研究部 准教授)

派遣先/Korea Basic Science Institute   

期間/2022.8.26-9.15

若手研究者国際共同研究支援プログラムのご支援をいただき、韓国Korea Basic Science Instituteに滞在し、実験および現地の研究者との共同研究を行った。また、滞在期間中、ハイブリットで、朝9時より国際シンポジウム “Protein Folding, Aggregation, Misfolding Disease, and Disease Crosstalk”を開いた。ハンガリー、韓国、USA、日本から10名程度の発表者が参加し、タンパク質フォールディング、ミスフォールディング、疾患に関する最新の知見に関する意見交換を行った。私も、小胞体内品質管理における招待講演を30分行い、聴衆から多くの質問があり、有意義な意見交換となった。
 
滞在中は、KBSIの電顕センターで超高圧電顕HVEMや、質量分析センターを観察し、幾つかの共同研究について打ち合わせを行った。一部の成果は、日韓成果として現在BioRxivにプレプリントとして発表し、現在論文投稿中である。今後、KBSIのメンバーと、今後材料系のHVEMの視察や装置案内をお願いし、Tohoku university-KBSIの機関協定における分野拡大を狙った協力体制を構築するに至った。
 
 
 
様々な生体試料を対象とした質量分析を保有する。
 
 
 生体試料向けの超高圧電顕であり、加速電圧は1,300KeVの出力である。
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