東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

海外研究集会等発表支援 報告

梨本 裕司(新領域創成研究部 助教)

The Twenty Second International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences(µTAS 2018)
開催地/台湾・高雄市

期間/2018.11.10-11.15

今回、私は学際科学フロンティア研究所平成30年度若手研究者海外研究集会等発表支援プログラムの支援を受け、台湾の高雄で2018年11月11日〜11月15日の5日間開催されたThe 22nd International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences (µTAS 2018)に参加しました。µTAS 2018では、我々の保有する電気化学計測技術に関してworkshop開催し、研究成果の普及に向けた活動を行いました。本学会は、世界各国か2000人を超える研究者が参加する国際会議であり、微小デバイスの分析化学分野で世界最大の学会です。昨年度のアメリカ・ジョージアに続き、今年で22回目の開催でした。
 
私は、本学の伊野浩介准教授(工学研究科)、熊谷明哉准教授(AIMR)、甲斐洋行助教(工学研究科)とともに、”Electrochemical detection in micro/nano-systems: from cell analysis to characterization of energy materials”というタイトルで電気化学による分析手法に関して講演を行いました。私の講演では、探針型の電極を用いた単一細胞分析手法に関して概説し、マイクロ・ナノ電極によって初めて実現できる分析商法を紹介しました。Workshopには、世界各国の企業、大学から、定員いっぱい(20名前後)の聴講者の来場がありました。講演終了後には、講演資料の提供の依頼があり、我々の開発した手法の普及という面で手ごたえを得ることができました。もちろん他の研究発表の聴講を通し、海外共同研究者との議論からも今後の研究展開に向けて、大きな収穫を得ることができました。
 
µTAS 2018の参加のご支援を賜りました本プログラムに感謝申し上げます。

学会バンケットの様子

写真(左):学会レセプションの様子
写真(右):会場近くの美麗島駅 「世界で最も美しい駅」第2位に選ばれた駅

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