東北大学
学際科学フロンティア研究所

この度、若手研究者海外研究集会等発表支援プログラムに採択頂き、イタリアのトリエステで開催されたArcetri 2019 Workshop on Plasma Astrophysicsにて口頭発表を行って参りました。会場はフィレンツェ大学のホールでしたが、最終日はなんとガリレオが住んでいた家(!)で会議が行われました。本ワークショップでは太陽系から遠方宇宙に至る幅広い宇宙プラズマの研究者が集まり議論を行いました。会議はインフォーマルなものでしたが、その分とても活発な議論が行われ、どの講演でも発表途中で多くの質問が出て、発表時間が大幅に延長されるようなハイレベルな会議でした。また、さまざま天体の専門家が集まったこともあり、学際的な議論も多く行われていました。私の講演では、最近行っている降着円盤における乱流に関して発表を行い、世界をリードするプラズマ物理研究者に私の研究内容をアピールするとともに、今後の発展に繋がるコメントを頂きました。

 

また、会議の最終日には、Queen Mary University of LondonとImperial College Londonの若いポスドク研究員とスペースプラズマに関する議論が弾み、今後共同研究を行うこととなりました。現在、Eメールで議論を続けていますが、今後は直接交流を行っていこうと考えています。

以上のように、本支援プログラムによって実りある経験が出来ました。感謝申し上げます。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　発表風景
 

　　　　　　　　　　　　　最終日の発表会場となったガリレオの家