東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

海外研究集会等発表支援 報告

唐 超(新領域創成研究部 助教)

SPIE Optics + Photonics 2024,San Diego, California, United States

2024.8.17-8.23

私は、学際科学フロンティア研究所の令和6年度若手研究者海外研究集会等発表支援プログラムのご支援をいただき、アメリカ・サンディエゴで開催された国際学会「SPIE Photonics + Optics」に参加いたしました。この学会は、国際光工学会(Society of Photographic Instrumentation Engineers, SPIE)が主催するもので、毎年一回開催されます。レーザー光学、量子光学、光検出器、光機能材料など、さまざまな光に関連するテーマを扱い、世界中から千人以上の光分野の研究者が集まる本分野最大の学会です。

私自身は、「Terahertz Emitters, Receivers, and Applications」部門の「Integrated Terahertz Devices」セッションにおいて、「Synthesis of Bi2Se3 and its application to sensitive and fast THz detection」をテーマに招待講演を行いました。この講演では、テラヘルツ検出領域における最新の成果として、二次元材料のヘテロ構造を用いた高速テラヘルツ検出器に関する研究を紹介しました。学会参加中には、中央大学の河野教授をはじめとする国内のテラヘルツ分野の研究者や、台湾国立清華大学のYang教授など国外の研究者と意見交換を行いました。また、デラウェア大学のWang教授とは、二次元材料の表面張力とその光学評価に関する深い議論を交わし、共同研究を開始するきっかけとなりました。非常に有意義な学会参加となりました。

最後に、このような貴重な機会を与えていただきました若手研究者海外研究集会等発表支援プログラム、学際科学フロンティア研究所の皆様、そして共同研究者の先生方に、心より感謝申し上げます。
 
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