東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

海外研究集会等発表支援 報告

木嶌 英恵(増本グループ・工学研究科博士課程3年)

2013 UFFC, EFTF and PFM Symposium
開催地/チェコ・プラハ

期間/2013.7.21-25

2013年7月21-25日にプラハにて開催された2013 UFFC, EFTF and PFM Symposiumに参加し、これまでの研究成果を発表しました。今年は、IEEE Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control Society 発足60周年にあたり、3大シンポジウムの共催で盛大に開催されました。発表総数1500件の内、私の発表したIEEE-International Symposium on the Application of Ferroelectrics(ISAF) and pezoresponse Force Microscopy and Nanoscale Phenomena in Polar Materials(PFM)のセッションでは600件の発表がありました。

私は本会議のStudent Paper Competition(SPC)のセッションにおいて、”High frequency magneto-impedance effect of multiferroic (Co-Ti-O)-(Bi-Ti-O) films”と題してポスター発表を行いました。Magneto-Impedance Effect(MI効果)は、磁性金属‐導電金属積層構造において、外部直流磁界を印加すると素子のインピーダンスが変化する現象として知られており、高感度な磁気センサへの応用用途で研究されています。本研究では、磁性体-誘電体の積層膜において、外部磁界の変化を誘電特性(アドミッタンス)として得られるMI効果を見出しました。GHz帯域の磁気共鳴周波数付近の変化として得られることから、高周波電子デバイスの可変周波数素子としての応用が期待されます。

本会議では、特に理論物理を専門とする多くの研究者と意見交換することができ、大変有意義な会議でした。このような機会を与えて下さった、学際科学フロンティア研究所の若手研究者海外研究集会等発表支援プログラムならびに関係者の皆様に、感謝申し上げます。

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