東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

海外研究集会等発表支援 報告

山田 類(新領域創成研究部 助教)

BIT's 1st Annual World Congress of Smart Materials-2015
派遣先/韓国・釜山

期間/2015.3.8-22

この度、2015年3月23~25日に釜山のBEXCOにて開催されたBIT’s 1st Annual World Congress of Smart Materials-2015に参加し、最近の自身の研究成果を発表しました。当該会議は、金属材料をはじめセラミックス材料や高分子材料、さらには炭素材料まで幅広い材料を対象として、種々の機能性材料への基礎・応用分野を報告する第1回目の会議であり、参加者は世界20カ国以上からおおよそ300名以上が集まりました。

今回、私は”Advanced Glass and Ceramics”というセッションにおいて、”Thermal History and Structural Rejuvenation in Recovery Annealed Zr-Based Metallic Glass”という題目で、口頭発表を行いました。ランダム構造を有するZr系金属ガラスをガラス転移温度直上(融点のおおよそ3分の2程度)の比較的低温域にて熱処理することで、その熱履歴を統一することが可能であることを明らかにし、さらに、回復熱処理によって構造若返り現象が生じることを熱的・機械的特性の観点から実証することに成功したことを報告しました。

会期中には、同じ専門分野の研究者のみならず他分野の研究者とも最新の機能性材料に関する情報交換を行うことができ、非常に有意義な議論を交わすことができました。

このような貴重な機会を与えて頂いた学際科学フロンティア研究所若手研究者国際化支援海外研究集会等発表支援プログラムに感謝を申し上げます。

  • 左:オープニングセレモニーの様子。

  • 右:発表会場前。

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