会議発表・論文・出版
2021.09.14
高価なプラチナに変わる木のおが粉由来のカソード電極
新領域創成研究部の中安祐太助教、阿部博弥助教、先端学際基幹研究部の伊藤隆准教授らは、工学研究科の渡邉賢教授らと共同で、金
研究分野 | 電気化学、ラマン分光学、燃料電池、表面科学 |
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主な研究テーマ |
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所属学会 | 日本化学会、電気化学会、アメリカ化学会、アメリカ電気化学会、表面技術協会、日本物理学会 |
研究概要 | 環境負荷を低減する新規電極材料の研究開発 |
電気化学は、物質の化学変換過程として太陽光を利用した光電気化学、廃熱,地熱などを利用した電池電力貯蔵工学など地域や環境とを直結する技術として重要である。本プロジェクトでは、電気化学電力変換デバイスに関連した高効率、高性能、長寿命を睨んだ物性電気化学の解明を目的とする。 本プロジェクトでは、リチウムイオン2次電池、燃料電池における電池構成要素に関する研究開発を展開する。電気化学的な電力変換は、分散型電力発電・貯蔵技術であり、将来の一翼を担うクリーンな技術である。また、電気化学界面を用いた分子エレクトロニクス材料に関連した研究を行う。次世代の半導体デバイスに分子骨格を用いる動きがあり、電気化学的な酸化還元反応を用いたスイッチングデバイスの構築に目を向ける。この研究は、低環境負荷な“ドライエレクトロケミストリー”であり、広範囲にわたる材料探索とスイッチング機構の解明に取り組む。これら2つの研究課題は、多分野を包含する学際的な研究領域であり、今後の展開が期待されている。 |