東北大学
学際科学フロンティア研究所

新領域創成研究部

波田野 悠夏Yuka Hatano

助教人間・社会

メンター教員
准教授
鈴木 敏彦(大学院歯学研究科)
研究分野 形質人類学、法医学、解剖
主な研究テーマ
  • ヒト顔面形態の3次元的解析と復顔への応用
  • 古人骨の歯冠形態分析による日本人のポピュレーションヒストリーの解明
所属学会 日本人類学会、日本法医学会、日本解剖学会 他
研究概要  

過去から現代までの現代人集団を対象とした形質人類学的研究を行っています。特に頭の骨格(頭蓋)や歯の形態分析を通して,医学・人類学・考古学などの領域を横断した応用研究に取り組んでいます。

1.復顔を目的とした顔面形態の3次元的解析
 頭蓋の形に基づいて,生前の顔の形を復元する方法を復顔といいます。復顔の成果は過去の人々の姿を明らかにする手段として,博物館展示などで目にすることも多い一方,犯罪捜査や行方不明者の捜索に用いられるなど,社会的に重要な意義を持つ研究テーマです。復顔を行うためには,頭蓋の表面に筋肉や皮膚の厚みなどをどのくらい重ねるかのデータが必要です。本研究では,医療画像に基づいた多数のデータを用いて現代日本人をはじめとした顔の形を分析し,Ai解析手法も取り入れながら歯の咬み合わせや全身の体型の影響を考慮した復顔に必要な正確なデータを得ることを目指します。

2.歯の形態に基づく日本人の形成過程の解明
 歯の大きさや形態は集団毎に少しずつ異なっていることが知られています。本研究は,縄文時代人以降の日本人について,遺跡から発掘された古人骨に残された歯の大きさや形を調査することで,集団ごとの身体特性を明らかにし,日本人集団の形成や移動を従来よりも高解像度で解き明かすことに挑戦しています。現在まで,日本人の歯の形の地域差や身分差の一端を明らかにし,日本人の形成過程に対する新しい知見を提供しています。

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