受賞
2016.11.27
渡邉 和浩 さん(医工学研究科博士課程前期2年)
『13th International IntraCranial Stent Meeting
ポスター賞』を受賞
受賞日/201
研究分野 | 数値流体力学・トポロジー最適化 |
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主な研究テーマ |
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所属学会 | 日本機械学会 |
研究概要 | |
デバイスの小型化・複雑化が進む現代において、シミュレーションの役割はますます大きくなっています。従来のデバイス開発では試作品を用いて実験を行い、得られた結果を基に改良のための試行錯誤が行われてきました。それに対して近年のデバイス開発では、実際に物を作って実験を行う代わりにコンピュータ上でシミュレーションを行うことによって、試作・実験の回数を減らし、開発効率の向上を図っています。さらにこの開発効率を向上させるためには、試行錯誤の回数を減らすことが重要になってきます。そのため、新しい設計に対し実験結果を正しくフィードバックする必要があります。 しかしながら特に複雑なデバイスでは、デバイスの精度や応答性、強度や耐久性、加工過程等の「考慮すべき点」が多数存在しており、またそれら全てを満足する必要があるため、そのフィードバックの方向性を定めることは難しいことが予想されます。このように複数の「制約」のもとで、複数の「目的」全てを満たす、より良い解を探すための手法として、最適化が注目を集めています。 本研究では、次世代に期待されるマルチスケール・マルチフェーズ・マルチフィジクスな応答を持つデバイスの設計支援のため、大規模最適化プラットフォームを確立することを目的とします。これにより、次世代デバイス開発が大幅に促進され、国民のニーズがあるデバイスの開発に即座に対応できる開発環境が提供できるものと考えます。 |