会議発表・論文・出版
2026.02.24
子牛の下痢症は生産性の低下や斃死(へいし)を引き起こすことから、畜産現場で深刻な問題となっています。原因となる病原体は一つとは限らず、ウイルスや寄生虫など複数の病原体が同時に関与することも少なくあり
| 研究分野 | 寄生虫・ウイルス学 |
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| 主な研究テーマ |
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| 所属学会 | 日本寄生虫学会、日本獣医学会、日本ウイルス学会 |
| 研究概要 | |
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寄生虫は、他の生物(宿主)を利用して生きている生物です。宿主を渡り歩くために複雑な生活環を持ち、自身の形態を大きく変化させる巧みな生存戦略を取ります。ヒトや動物に感染すると、様々な病態を引き起こし、治療しないと致死的となる寄生虫も多く存在します。寄生虫感染症は農村部や新興地域で問題となっていますが、一部の寄生虫は先進国でもよくみられ、有効な薬剤やワクチンが存在しない種も多く、問題となっています。 私が寄生虫の中で特に興味を持っているのは、顕微鏡でないと見えないような真核単細胞の寄生虫(原虫)です。近年、この原虫にウイルスが共生しているということが明らかになってきました。しかし、その存在が原虫自身や宿主に与える影響はほとんど明らかになっていません。 私は、「原虫共生ウイルス」が原虫や宿主にどのような影響を与えるのか、またどのようなメカニズムで影響を与えるかを研究しています。また、新規の原虫共生ウイルスの探索もおこなっています。 現在研究している一部の原虫において、共生ウイルスが存在すると原虫の宿主への病原性が高まることが明らかになってきました。そのメカニズムを詳細に明らかにし、原虫症のコントロールに貢献することを目指しています。 |
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