東北大学
学際科学フロンティア研究所

公募研究

海外研究集会等発表支援 報告

青木 英恵(新領域創成研究部 助教)

Energy Materials Nanotechnology (EMN) Open Access week
開催地/中国・四川

期間/2014.9.21-9.25

このたび、学際科学フロンティア研究所若手研究者海外研究集会等発表支援プログラムに採択を頂き、2014年9月22-25日に中国の成都で開催されたEMN OPEN ACCESS WEEK Energy Materials Nanotechnologyに参加しました。発表者は、バイオ・ポリマーセラミックスなど幅広い材料分野の研究者であり、私はMultilayered Co alloy nitride granular films for high frequency electromagnetic applicationと題して、磁性材料と誘電材料のナノ複相膜の優れた高周波電磁気特性とその有害電磁波吸収への応用について発表しました。発表では、1-5 GHzの高周波帯で動作する 4Gや 5Gの携帯端末のアンテナやフィルタとして応用が期待されるナノグラニュラー軟磁性材料について、高抵抗・高飽和磁化・面内等方性(全方向に使用可能)などの特長をまとめ、さらに軟磁性層と誘電層の多層化によりGHz帯で高透磁率・高誘電率を実現したこと、2-5GHz帯の優れた電磁ノイズフィルタとして適用できることなどを報告しました。口頭発表者はすべて招待公演者であり、磁性材料・金属材料だけでなく、バイオ化学やポリマーなど工夫を凝らした最先端のナノ化技術の話を興味深く聞くことができました。参加者同士の議論が活発で、四川名物の火鍋を囲んで、分野、国籍の垣根を越えて和気藹々交流を深めることができました。このような貴重な機会を与えて頂いた学際科学フロンティア研究所若手研究者国際化支援海外研究集会等発表支援プログラムに感謝を申し上げます。

  • 左:発表したセッションの座長らと。

  • 右:会場にて、スタッフの学生と。

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