トピックス
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お知らせ2023.02.01
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、創発的研究支援事業の2022年度研究提案募集における新規採択研究代表者および研究課題を決定しました。 応募総数2,790件に対し263件が採択となり、学際科学フロンティア研究所からは翁岳暄助教の研究課題が採択されました。2020〜2021年度採択分と合わせ、本研究所からは8名の若手研究者が創発的研究支援事業採択課題の研究代表者になりました。 今回「人間とロボット共存のためのデザイン中心ガバナンス:エシカルデザインの視点から」という研究課題が採択された翁岳暄助教は、「IEEEの国際標準化推進活動により、知能ロボット倫理設計の方法論と実証実験を試して法的機械言語という新しい人工知能倫理標準を実現したいです」とコメントしています。 創発的研究支援事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援します。また、創発を促進するため、支援期間中は、異分野を含む多様な研究者同士が相互に触発し、切磋琢磨する「創発の場」を設けることで、破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指すものです。 「創発的研究支援事業」採択者一覧(東北大学) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/newsimg/news20230130_jst.pdf 創発的研究支援事業 https://www.jst.go.jp/souhatsu/index.html 2022年度採択課題一覧 https://www.jst.go.jp/souhatsu/document/res2022.pdf
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研究会等のお知らせ2023.01.30
オンライン開催 2022年度 FRIS/TI-FRIS Life Science Seminar(全11回) 昨年度に引き続きFRIS/TI-FRIS 共催のもと、学際研の有志がオーガナイザー(座長)となり、生命・環境の研究に関するセミナーシリーズを企画しました。 学際研究を推進する上で「皆にぜひ紹介したい」「異分野連携の推進が望める」といった、各オーガナイザー肝煎りの講師陣です。 今年度は異分野の生物学的研究トピックに幅を広げています。興味のある方は、ぜひご聴講ください。 Vol. 11 < Vol.11はオンラインのみの開催となります。> 2023年2月9日(木) オーガナイザー(座長):千葉杏子 仁田亮 先生(神戸大学) 『クライオ電子顕微鏡で見る医学・生命科学』 Vol.11への 参加登録はこちらから ※オンサイト参加可能人数の上限は40名です。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンサイト参加対象の制限、上限の変更等が生じる場合もございますので、ご理解願います。 主催:東北大学 学際科学フロンティア研究所(FRIS)、学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) お問い合わせ TI-FRIS事務局 @
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研究会等のお知らせ2023.01.27
オンライン開催 ZoomによるWeb開催となります。 令和4年度 後期第5回 全領域合同研究交流会を開催します。 日時:2月6日 (火) 13:30~ ※学内限定とさせて頂きます ZoomによるWeb開催となります。 教育院生及び学際研関係者以外の方で参加をご希望の方は2月2日(木)13時までに下記のフォームから 申し込みをお願い致します。 追って参加方法等についてご連絡致します。 参加申込フォーム:https://forms.gle/YHMMjYjJXB8fp6wu7 また参加には東北大メールが必要となりますので予めご確認下さい。 口頭発表者は以下の通りです。 【氏名】宇田川 喜信 【所属】環境科学研究科 / デバイス・テクノロジー領域 【タイトル 】細胞代謝物のin situリアルタイム計測に向けた電気化学デバイスの開発 【Title】Electrochemical devices for in-situ real-time measurement of cell metabolites 【氏名】村上 将希 【所属】生命科学研究科 / 生命・環境領域 【タイトル】島嶼植物における種分化と種子散布の関係性の検証 【Title】Relationship between genetic differentiation and seed dispersal of insular plants 【氏名】溝上 諒平 【所属】工学研究科 / 物質材料・エネルギー領域 【タイトル】トリプチセン骨格とアルキルアミドを用いた強誘電体の開発 【Title】Development of Ferroelectrics Using a Triptycene Skeleton and Alkylamides 場所: オンラインセミナー(Zoom) R4後期第5回抄録集.pdf ■全領域合同研究交流会について
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会議発表・論文・出版2023.01.26
現在の医療技術においては、様々な機能を有するカテーテルと呼ばれる医療器具が治療や生体検査で広く活用されています。これらは基本的に細長い形状をしており、生体内の血管や気管支のような複雑に分岐した微細な管状組織に対して使用されています。しかし、医療用器具として有用な複数の機能(屈曲変形、電気化学センサなど)をまとめて付与したい場合には、個別に単一性能のカテーテル素子を多段階に積層させる従来の製法では線径が太くなり大型化してしまう傾向があります。このため生体内の目標部位にサイズとして適合できない場合には、必要最低限の機能しか選択する事ができません。 東北大学学際科学フロンティア研究所の郭媛元助教と佐藤雄一研究員は、「金太郎飴」の作製方法と類似している熱延伸プロセスを活用し、繊細かつ柔軟な繊維 (ファイバ)として線径を数百ミクロン程度にまで抑制しながら、屈曲変形および神経伝達物質をモニタリングできる多機能性カテーテルの開発に成功しました。またこれらの有効性を、分岐した血管と血流をモデルとした実験系で確認しました。 本研究成果は、工学分野における米化学会の専門誌である『ACS Applied Engineering Materials』に2023年1月23日付で掲載されました。 図:熱延伸法により成型物から作製されたアクチュエータ及びセンシング機能を集積したファイバ。 論文情報: Yuichi Sato, Yuanyuan Guo* (*corresponding author) “Shape-memory-alloys enabled actuatable fiber sensors via the preform-to-fiber fabrication” ACS Applied Engineering Materials DOI: 10.1021/acsaenm.2c00226 https://doi.org/10.1021/acsaenm.2c00226 プレスリリース: 東北大学 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2023/01/press20230126-01-fiber.html
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研究会等のお知らせ2023.01.25
ハイブリッド/オンライン開催 2022年度 FRIS/TI-FRIS Life Science Seminar(全11回) 昨年度に引き続きFRIS/TI-FRIS 共催のもと、学際研の有志がオーガナイザー(座長)となり、生命・環境の研究に関するセミナーシリーズを企画しました。 学際研究を推進する上で「皆にぜひ紹介したい」「異分野連携の推進が望める」といった、各オーガナイザー肝煎りの講師陣です。 今年度は異分野の生物学的研究トピックに幅を広げています。興味のある方は、ぜひご聴講ください。 Vol. 10 2023年1月26日(木) オーガナイザー(座長):常松友美 高橋阿貴 先生(筑波大学) 『攻撃行動の神経生物学:背側縫線核の役割』 Vol.10への 参加登録はこちらから 次回セミナーの予定: Vol. 11 < Vol.11はオンラインのみの開催となります。> 2023年2月9日(木) オーガナイザー(座長):千葉杏子 仁田亮 先生(神戸大学) 『クライオ電子顕微鏡で見る医学・生命科学』 Vol.11への 参加登録はこちらから ※オンサイト参加可能人数の上限は40名です。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンサイト参加対象の制限、上限の変更等が生じる場合もございますので、ご理解願います。 主催:東北大学 学際科学フロンティア研究所(FRIS)、学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) お問い合わせ TI-FRIS事務局 @
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研究会等のお知らせ2023.01.17
ハイブリッド開催 日本の各地に、例えば古文書のような、地域の過去を復元したり、アイデンティティの拠り所となるような「資料」が残されています。AMANEさんは、高い専門性を活かしてそうした「資料」の保全や活用に取り組むだけでなく、さまざまなステークホルダーをつなぐお仕事もなさっています。今回は、そんなAMANEの堀井洋氏に、その取り組みと目指すところについてお話頂きます。 講演者:堀井 洋 氏(合同会社AMANE) タイトル:「多様な担い手たちによる地域資料の継承」 日時:1月24日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 2022年度 展開ゼミ「東北大生のためのハローワーク」Webサイト: http://tamyu.jp/teaching/hellowork2022/ お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 准教授 田村 @
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お知らせ2023.01.16
北海道大学、名古屋大学および本学(実施部局:学際科学フロンティア研究所)が共同で実施しました、平成26年採択の「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業」(文部科学省および国立研究開発法人科学技術推進機構)の事後評価結果が公表され、総合評価がS評価(最高位)となりました。 本事業にご支援をいただきました皆様には改めて感謝申し上げます。 この成果を今後の活動に活かして参りますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。 関連リンク 北海道大学 博士人材育成コンソーシアム: https://ccdp.synfoster.hokudai.ac.jp/news/news-info_07.html 事後評価結果: https://www.jst.go.jp/shincho/hyouka/r4hyouka/R4conso_jigo_01.pdf 科学技術人材育成のコンソーシアムの事業: https://www.jst.go.jp/shincho/consortium/index.html
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会議発表・論文・出版2023.01.16
日常生活に必要不可欠な衣服は、身体の汗などの多様な生体因子と緊密に触れ合っていることから、多様なセンシング機能を衣服に集積する技術を活用することで、私たちの日常での健康状況を、本人に意識させることなく、また周囲に知られることなく、さりげなくモニタリングすることが可能になります。 東北大学学際科学フロンティア研究所の郭媛元助教、佐藤雄一研究員、大学院工学研究科の呉京宣氏(修士課程2年)の研究チームは、汗の中に含まれる重要な生体健康因子であるナトリウム、尿酸などを高感度かつ選択的に検出・モニタリングできる多機能ファイバ・テキスタイルの開発に世界で初めて成功しました。「金太郎飴」の作製方法と似た熱延伸プロセスにより、ファイバの持つ繊細かつ柔軟な品質を維持しつつ、ファイバ中に電気化学センシングや液体注入の機能を組み合わせることで、多機能ファイバを衣服の中に織り込み、汗の多様な成分を同時にモニタリングする機能を実現しました。 今後この技術を発展させることで、私たちの心身健康状態をさりげなくモニタリングできる技術の革新につながるものと期待されます。 本研究成果は、学術出版大手シュプリンガー・ネイチャーのバイオセンサ分野専門誌『Analytical and Bioanalytical Chemistry』に2023年1月9日付で掲載されました。 図:多機能ファイバ・テキスタイルの開発と汗モニタリングへの応用。多機能ファイバの側面に特定のイオンや化学分子をセンシング可能な感応膜を修飾することにより、汗成分をモニタリングすることができた。 論文情報: Jingxuan Wu, Yuichi Sato, Yuanyuan Guo* (*corresponding author) “Microelectronic fibers for multiplexed sweat sensing” Analytical and Bioanalytical Chemistry DOI: 10.1007/s00216-022-04510-9 https://doi.org/10.1007/s00216-022-04510-9 プレスリリース: 東北大学 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2023/01/press20230116-03-sweat.html
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研究会等のお知らせ2023.01.13
ハイブリッド開催 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。 また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。 【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】 第39回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催) 日時:2023年1月26日(木)11:00-12:00 開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室) ※オンサイト参加は当面はFRIS教員及びTI-FRISフェローに限定させていただきます。 オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。 オンライン参加者 申し込みフォームよりご登録ください。 発表者: 市之瀬 敏晴 助教 (東北大学 学際科学フロンティア研究所/生命・環境) 発表タイトル: タンパク質翻訳から探る脳機能の多様性 (Diversity of brain functions by protein translation) 要旨: 脳は機能や性質の異なる多種類の細胞から構成され、記憶学習や運動制御など、多様な機能を発現します。この多様性のベースとなるのは、ゲノムDNAにコードされた遺伝子の発現(タンパク質を作ること)です。二万を越える遺伝子のそれぞれについて、どの細胞で、いつ発現するのか、適切に調節される必要があります。演者らは最近、脳の特定細胞でゲノムワイドにタンパク質翻訳をモニターする手法を開発しました。本セミナーではこの手法を元に、脳内の細胞種の多様性と、記憶学習に代表される脳の可塑性が、タンパク質翻訳調節によってどのように実現されているか紹介します。 ◆FRIS Hub Meetingについて
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研究会等のお知らせ2023.01.10
ハイブリッド開催 日本では「まだ学生なの」と言われてしまうことさえある大学院生。しかし、一歩日本の外に出てみると、「大学院生」が社会から「職業」として捉えられている国も数多くあります。そうした国では、大学院生は自分の研究や「学び」を日本よりも自由にデザインできたり、あるいは大学院生という「職業」への「転職」が自分の可能性を拓くためのステップになっていたりします。今回は、カナダの大学で活躍する小倉さんに、海外の大学院のお仕事について語って頂きます。 講演者:小倉 沙央里 氏(ブリティッシュコロンビア大学) タイトル:「職業としての大学院生」 日 時:1月17日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 2022年度 展開ゼミ「東北大生のためのハローワーク」Webサイト: http://tamyu.jp/teaching/hellowork2022/ お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 准教授 田村 @