トピックス
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研究会等のお知らせ2018.04.13
学際科学フロンティア研究所主催セミナー フロンティア生命科学セミナー「ヒト多能性幹細胞からの造血幹細胞の誘導」 [ 申込不要・参加自由 ] 学際科学フロンティア研究所では、ハーバード大学医学部の杉村竜一博士をお招きしセミナーを開催します。 杉村博士は昨年、ヒトiPS細胞から造血幹細胞の作成を世界に先駆けて報告しました(Sugimura et al, Nature 2017)。造血幹細胞は血球系の様々な細胞を生み出すための元になる細胞(幹細胞)であり、iPS細胞から造血幹細胞の作成は幹細胞学や血液医学の分野で長年の目標でもありました。近年ではバイオエンジニアリングな手法を駆使して、人工骨髄の作成も視野にいれているそうです。今回は、杉村博士に最新の成果をお話していただきます。 どなたの参加も歓迎いたします。ぜひお気軽にお越しください。 今回のトークでは、大変エキサイティングな研究成果をお話しいただく予定です。 講演:杉村 竜一 博士 (ボストン小児病院、ハーバード大学医学部) 主催/東北大学学際科学フロンティア研究所 共催/東北大学生命科学研究科 会場:学際科学フロンティア研究所 1階大セミナー室 #s3gt_translate_tooltip_mini { display: none !important; }
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受賞2018.04.04
木野久志 助教 田中貴金属記念財団 2017年度「貴金属に関わる研究助成金」シルバー賞 受賞日/2018年3月29日 新領域創成研究部の木野久志助教は、田中貴金属記念財団の2017年度「貴金属に関わる研究助成金」において「シルバー賞」を受賞しました。 本助成金制度は、貴金属の新分野を開拓醸成し学術、技術と社会経済の発展に寄与することを目的とした活動を展開する同財団により、「貴金属が拓く新しい世界」へのさまざまなチャレンジを支援するため、1999年度から毎年実施されています。第19回目となる今回は、貴金属が貢献できる新しい技術や研究・開発に対して、167件の応募から23件の研究が採択されて研究助成金が授与されることとなりました。 http://tanaka-foundation.or.jp/grant/ #s3gt_translate_tooltip_mini { display: none !important; #s3gt_translate_tooltip_mini { display: none !important; }
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会議発表・論文・出版2018.04.04
『Journal of The American Chemical Society』に論文掲載 小嶋 隆幸 助教 小嶋隆幸 助教(新領域創成研究部)「Journal of The American Chemical Society」に論文掲載 触媒としてはPtやPdなどの貴金属が幅広く使用されていますが、その使用量削減や新規触媒機能の創出を目的として、貴金属原子1個から成る触媒活性サイトの研究が最近注目されています。しかしながら、そのような究極的な状態は作製が難しいだけでなく、本当に貴金属原子1個で構成されているのかどうか調べることも困難です。 新領域創成研究部の小嶋隆幸助教、多元物質科学研究所の蔡研究室、東京大学およびLudwig-Maximilians-Universität Münchenから成る研究グループは、複雑構造金属間化合物Al13Fe4に微量のPtを添加することでサイト選択的にPt原子を分散させ、X 線および電子線を用いた精密な構造解析によりPt原子1個から成るサイトが形成していることを明らかにしました。また、触媒反応試験により、Ptを添加することで触媒活性が向上していることを確認し、Ptが1原子状態でも高い触媒活性を示すことを明らかにしました。 小嶋助教は触媒反応試験およびその解析を担当しました。 論文情報: Tsunetomo Yamada, Takayuki Kojima, Eiji Abe, Satoshi Kameoka, Yumi Murakami, Peter Gille, An Pang Tsai “Probing Single Pt Atoms in Complex Intermetallic Al13Fe4” Journal of The American Chemical Society, 140 (2018) 3838–3841. https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jacs.7b13658 #s3gt_translate_tooltip_mini { display: none !important; } #s3gt_translate_tooltip_mini { display: none !important; }