トピックス
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会議発表・論文・出版2020.12.07
イギリスの出版社Routledgeから出版された『The Routledge Handbook of the Bioarchaeology of Climate and Environmental Change』は、気候や環境の変化が、過去の人間の行動にどのような影響を及ぼしたのかについて、多様な時代と地域を対象とする研究者らが執筆しています。 新領域創成研究部の田村光平助教は、南山大学の中尾央准教授率いる愉快な仲間たちの一員として、一章を分担執筆しました。この章では、日本の縄文時代の人骨を集成したデータに基づき、環境の悪化が必ずしも暴力的な帰結をもたらさないことについて議論しています。 書名:The Routledge Handbook of the Bioarchaeology of Climate and Environmental Change 発行日:2020年10月 体裁:ハードカバー ISBN: 9781138492486 https://www.routledge.com/The-Routledge-Handbook-of-the-Bioarchaeology-of-Climate-and-Environmental/Schug/p/book/9781138492486
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会議発表・論文・出版2020.12.04
新領域創成研究部の翁岳暄助教は、スタンフォード大学とアカデミアシニカとの共同研究による、ロボット身体性と個人情報保護法の研究の成果を共著による書籍「The Cambridge Handbook of the Law of Algorithms」にまとめ、イギリスのCambridge University Pressより出版いたしました。 書名:The Cambridge Handbook of the Law of Algorithms 発行日:2020年11月 体裁:ハードカバー ISBN:9781108680844 https://www.cambridge.org/core/books/cambridge-handbook-of-the-law-of-algorithms/59714F434F69692AF8108CC709C5CE78 本研究は、主に日本学術振興会科研費19K13579の支援を受けています。 部分的には “Healthcare Robots: A Comparative EU-US Data Protection Analysis”に関してStanford Law School のTransatlantic Technology Law Forumの支援、およびAcademia Sinicaの“Data Safety and Talent Cultivation Project— Subproject: Artificial Intelligence in the Field of Medicine.”からの支援も受けています。 また、著者らは、当該の章に関するWoodrow Barfield教授の協力への感謝も表しています。
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研究会等のお知らせ2020.12.04
オンライン開催 勁草書房の鈴木クニエ氏をお招きして、編集者の仕事とその社会の中での役割について講演頂くことで、自分のキャリアについて新しい視点で考えてもらいます。 講演者: 鈴木クニエ 氏(勁草書房) タイトル:「編集者という媒(なかだち)」 日 時:12月15日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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受賞2020.12.04
増本研究室(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域)の野川 健太さん(修士2年)が、 「令和2年度 日本セラミックス協会 東北北海道支部 研究発表会(2020年11月13-14日:オンライン開催)において、「優秀発表賞」を受賞しました。 本賞は、若手研究発表の中で、優れた内容の発表に対して与えられる学会賞です。 この成果は、東北大学および電磁材料研究所の共同研究により得られたものです。 タイトル: Fe-PTFE系ナノ複相薄膜の構造と磁気-誘電特性 受賞者名: 野川 健太(増本研究室 修士2年) 曹 洋 (新領域創成研究部・物質材料・エネルギー領域) 青木 英恵(新領域創成研究部・物質材料・エネルギー領域) 小林 伸聖 (電磁材料研究所、学際研客員教授) 大沼 繁弘 (電磁材料研究所・学際研学術研究員) 増本 博(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域) 受賞日: 2020年11月14日 ホームページ: https://sites.google.com/view/serakyou2020/%E5%84%AA%E7%A7%80%E7%99%BA%E8%A1%A8%E8%B3%9E?authuser=0
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研究会等のお知らせ2020.11.30
オンライン開催(Zoom) 地球規模で環境や社会が変化し、持続可能性の重要性が見直される中、伝統知の役割が注目されています。講演者の小倉さんは、北米、インド・ヒマラヤ、ジンバブエ等での年単位のフィールドワークに、展示やアートを使った研究手法を組み合わせ、古くから栽培されている穀物を中心とした伝統知、そしてそれが人の健康や生活にもたらす意義について研究なさっています。 今回は小倉さんに、ご自身の研究と、小倉さんに見えている新しい世界について講演頂きます。 第14回 川内茶会セミナー 「伝統智に根ざす新しい世界観 ― 予測不可能な世界における研究」 講 師: 小倉 沙央里(ブリティッシュコロンビア大学) 日 時:12月16日(水) 16:00~17:30 どなたでも参加できます、参加ご希望の方は下記よりお申し込みください。 ■参加登録フォーム 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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会議発表・論文・出版2020.11.30
新領域創成研究部 工藤雄大 助教 (兼 農学研究科)らの論文がアメリカ化学会(ACS)「ACS Chemical Biology」誌に掲載されました。 放線菌は多様な機能をもつ天然有機化合物(低分子化合物)の生産し、抗生物質などの薬剤リード化合物を提供する重要な創薬基盤の一つに数えられます。本研究では、海洋放線菌Salinisporaに由来し、抗マラリア活性を有する希少天然物salinipostinに着目し、本化合物が自然界でどのように生産されるか(生合成)をin vivo, in vitroで解析しました。Salinipostinの生合成経路においては、γ-ブチロラクトン構造(下図中赤で示された部分構造)の生成を経て、特徴的なリン酸トリエステル構造が構築されることが示されました。γ-ブチロラクトン構造は、放線菌が自身の「形態分化」と「二次代謝(化合物の生産)」を制御するシグナル分子に共通する化学構造です。実際に本研究の過程で、salinipostinの生合成から派生して生成する新たな天然物としてγ-ブチロラクトン化合物 (下図Sal-GBL1など)が発見されました。Salinipostinの生合成において、リン酸基のON, OFFの制御により、γ-ブチロラクトン型化合物である (Sal-GBL1)とリン酸トリエステル型化合物の両方が生産されることが示唆されました。 本研究は、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UCSD) スクリプス海洋研究所Bradley Moore教授のもとで主に実施された国際異分野共同研究をまとめたものです。東京大学 淡川孝義 准教授、カナダ ブリティッシュコロンビア大学、カナダ サイモンフレーザー大学との連携です。2020年11月25日付でオンライン公開されました。 論文情報: Yuta Kudo, Takayoshi Awakawa, Yi-Ling Du, Peter A. Jordan, Kaitlin E. Creamer, Paul R. Jensen, Roger G. Linington, Katherine S. Ryan, and Bradley S. Moore* (*corresponding author), "Expansion of Gamma-Butyrolactone Signaling Molecule Biosynthesis to Phosphotriester Natural Products", ACS chemical biology DOI: 10.1021/acschembio.0c00824 https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acschembio.0c00824
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研究会等のお知らせ2020.11.30
オンライン開催 藍寧舎の金田あおい氏をお招きして、起業家・デザイナーの仕事とその社会での役割について講演頂くことで、自分のキャリアについて新しい視点で考えてもらいます。 講演者: 金田あおい 氏(藍寧舎) タイトル:「古事(ふること)は人の心を支える」 日 時:12月8日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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受賞2020.11.27
新領域創成研究部の佐藤伸一助教は、2021年度日本薬学会奨励賞(The Pharmaceutical Society of Japan Award for Young Scientists)を受賞しました。本賞は、薬学の基礎および応用に関し、独創的な研究業績をあげつつあり、薬学の将来を担うことが期待される研究者に授与されるものです。 佐藤助教の受賞の評価対象となった研究テーマは、次の通りです。 対象研究: チロシン残基化学修飾法の開発による生体機能の解明 受賞情報: 日本薬学会 https://www.pharm.or.jp/news/news_20201201377.html
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研究会等のお知らせ2020.11.26
Google Meet もしくは zoom によるWeb開催となります。 教育院生及び学際研関係者以外の方で参加をご希望の方は12月8日(火)までに下記のフォームから申し込みをお願い致します。 追って参加方法等についてご連絡致します。 申込書フォーム https://forms.gle/ffMm4duBjYAfcAwG9 ※参加には東北大メールが必要となりますので予めご確認下さい。 日時: 12月10日 (木) 13:00~ ※学内限定とさせて頂きます 発表者: 舘内魁生(博士教育院生/人間・社会領域) 濱本裕美(博士教育院生/人間・社会領域) Jargalsaikhan Davaajav(博士教育院生/情報・システム領域) ほか 場所: オンラインセミナー(Google Meet もしくは zoom) ■全領域合同研究交流会について
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受賞2020.11.26
受賞日:2020年11月23日 新領域創成研究部の安井浩太郎助教は、日本比較生理生化学会第42回大会において口頭発表を行い、加納剛史准教授(東北大学)、Emily M. Standen准教授(オタワ大学)、青沼仁志准教授(北海道大学)、Auke J. Ijspeert教授(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)、石黒章夫教授(東北大学)らとともに、発表論文賞会長賞を受賞しました。 本賞は、日本比較生理生化学会の年次大会において、最も優れた研究発表を行った者に対して与えられるものです。 発表タイトル: Towards understanding adaptive motor control mechanisms underlying walking and swimming in centipedes 学会ウェブサイト:https://cns.neuroinf.jp/jscpb/2020