トピックス
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研究会等のお知らせ2021.12.22
教育院生及び学際研関係者以外の方で参加をご希望の方は1月13日(木)13時までに下記のフォームから申し込みをお願い致します。 追って参加方法等についてご連絡致します。 参加申込フォーム:https://forms.gle/uCnK8GzsmvY4HJB39 ※参加には東北大メールが必要となりますので予めご確認下さい。 日時:1月14日 (金) 13:30~ ※学内限定とさせて頂きます。 発表者: 勝部 瞭太(博士研究教育院生/理学研究科/先端基礎科学領域) 小原 優(博士研究教育院生/医工学研究科/生命・科学領域) 厨川 和哉(博士研究教育院生/工学研究科/物質材料・エネルギー領域) ほか 場所: オンラインセミナー(Zoom) ■全領域合同研究交流会について
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お知らせ2021.12.16
新領域創成研究部の翁岳暄助教は、Prof. Woodrow Barfield(Duke University) とProf. Ugo Pagallo(University of Turin)とともに、ケンブリッジ大学出版局(CUP)より「The Cambridge Handbook of Human-Robot Interaction: Regulation, Law, Policy(仮題)」の学術編集者に任命されました。 現在の時点でAIロボットにおける法律に関する学術専門書はいくつありますが、その多くは法学者の視点から人工知能技術と社会中現存の実定法律や規制両者の衝突と緊張関係を調和する方策を提案しています。異分野学際の視点を使ってヒューマンロボットインタラクション(HRI)の実証研究からAIロボットのELSIと規制を総合的に分析し、学際的な切り口で、特にHRIに関する法律、政策、規制、倫理基準に焦点を当てることがこの本の主眼となります。 共同学術編集者のProf. Woodrow Barfield とProf. Ugo PagalloはAIロボット法の研究分野の代表的な研究者と知られています。これまでに多数の重要な本を編集しました。その中には大学の人工知能と法律の講義の指定教科書とされているものもあります。 本件は、学際研、東北大学における人工知能と法律の学際研究の推進と世界的な研究拠点構築に寄与する機会になると期待されます。 [関連する翁岳暄助教の研究プロジェクトと、共同学術編集者の研究プロフィール] ROBOLAW.ASIA | Tohoku Initiative for Artificial Intelligence & Law http://www.robolaw.asia/index-jp.html Prof. Woodrow Barfield https://www.researchgate.net/profile/Woodrow-Barfield Prof. Ugo Pagallo https://www.researchgate.net/profile/Ugo-Pagallo
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研究会等のお知らせ2021.12.15
ハイブリッド開催 FRIS/TI-FRIS共催のもと、学際科学フロンティア研究所の有志がオーガナイザーとなり、生命・環境の研究に関するセミナーシリーズ(全8回)を企画し開催しています。 学際研究を推進する上で「みなさんにぜひ紹介したい」「異分野連携の推進が望める」といった、各オーガナイザー肝煎りの講師陣です。 このセミナーはFRIS教職員、TI-FRISフェロー、東北大学及びTI-FRIS参画大学の方ならどなたでも聴講できます。興味のある方は、ぜひご聴講ください。 参加方法:各回の「参加登録」よりご登録ください。 ※Vol. 4以降の参加登録は、受付開始までお待ちください。受付開始はFRIS Webサイトにてお知らせいたします。 Vol. 4 開催日時:2022年1月11日(火) オーガナイザー:常松友美 講師:和氣弘明 先生(名古屋大学) 「光で階層的に神経・グリア生理活動を叙述し、制御する研究を目指して」 Vol.4への 参加登録はこちらから ※オンライン参加申込締切:2022年1月10日(月) 【今後の予定】 ※今後の参加登録は、受付開始までお待ちください。受付開始はFRIS Webサイトにてお知らせいたします。 Vol. 5 2022. 1. 21(金)12:00- オーガナイザー:工藤雄大 講師:西村慎一 先生(東京大学)「一次代謝を攪乱する二次代謝物のケミカルバイオロジー」 Vol. 6 2022. 2. 7(月)16:00-(仮) オーガナイザー:塩見こずえ 講師:高橋晋 先生(同志社大学)「哺乳類、鳥類、魚類に共通するナビゲーション神経基盤」 Vol. 7 2022. 2. 18(金)16:00- オーガナイザー:佐藤伸一 講師:野本貴大 先生(東京工業大学)「物理エネルギー誘導型ケミカルサージェリーを志向した高分子型薬物送達システム」 Vol. 8 2022. 3. 10(木)12:00- オーガナイザー:大学保一 講師:鐘巻将人 先生(遺伝学研究所)「新たな遺伝学技術を駆使してヒト細胞におけるDNA複製の謎に迫る」 主催:東北大学 学際科学フロンティア研究所(FRIS)、学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) お問い合わせ TI-FRIS事務局 @
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研究会等のお知らせ2021.12.14
オンライン開催 「科学離れ」や「創造性の軽視」に代表される日本の教育の課題が、長く指摘されています。同時に、こうした課題が、日本の社会システムに根ざしているという主張もよくなされるところです。 大草さんは、NPOの活動を通じて、教育、そして社会構造の課題解決に挑んでいます。 今回はそんな大草さんに、ご自身の活動と、めざす社会のあり方についてお話頂きます。 講演者:大草 芳江 氏(NPO法人 natural science) タイトル:「知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて」 日 時:12月21日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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会議発表・論文・出版2021.12.14
細胞のようなマイクロ(100万分の1メートル)サイズの小さな機能的システムを作るためには、自己の内外を隔てる区画構造(カプセル構造)が重要です。従来の研究では、人工細胞膜がカプセル構造として用いられてきました。しかし、人工細胞膜を構成するリン脂質は、設計性に乏しいという弱点がありました。 東北大学 学際科学フロンティア研究所 佐藤佑介 助教、東京工業大学 情報理工学院 瀧ノ上正浩 准教授の研究グループは、情報分子DNAを人工的に設計することで、細胞サイズのカプセル構造「DNAカプセル」の構築に成功しました。DNAカプセルの表面には相分離現象で形成された“模様”(水玉やストライプ)があり、模様を利用してDNAカプセルの一部に望みの機能(分子計算機や分子駆動装置)を導入することなどが期待できます。また、研究グループは、DNAの塩基配列設計や混ぜる量などを変えることで、カプセル表面の模様を変えられることを初めて実証しました。さらに、人工細胞膜の裏側にDNAカプセルを形成したり、酵素によりDNAカプセルを分解できたりすることも示しました。これらの成果は、将来的に、薬剤送達システム(DDS)や医療用分子ロボットの開発、人工細胞の構築などへ寄与が期待できます。 この研究成果は米国化学会刊行の『JACS Au』誌のオンライン版で2021年11月29日に先行公開され、 2022年1月24日発行の第2巻1号に掲載される予定です。また同号の表紙(図)に選ばれています。 DNAカプセルのイメージ図。配列を人工的に設計したDNAで作られたナノメートル(10億分の1メートル)サイズの構造(図中青と緑色のY字型の構造)が互いに結合することで、DNAカプセルが作られる。DNAカプセルはその表面に様々な模様を持っており、DNAの配列設計や混ぜる比率などによって模様が変化する。DNAカプセルは、人工細胞膜の裏側に作ったり(図中左上)、酵素で分解したり(図中上)することもできる。 論文情報: Yusuke Sato, Masahiro Takinoue (佐藤佑介,瀧ノ上正浩) JACS Au "Capsule-like DNA hydrogels with patterns formed by lateral phase separation of DNA nanostructures" DOI: 10.1021/jacsau.1c00450 https://doi.org/10.1021/jacsau.1c00450 プレスリリース: 東北大学 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/12/press20211213-01-dna.html 東京工業大学 https://www.titech.ac.jp/news/2021/062658
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受賞2021.12.10
増本研究室(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域)の横浜 希さん(修士1年)が、 「2021 ONLINE JOINT SYMPOSIUM Tohoku University & National Taipei University of Technology」(2021年11月30日:オンライン開催)において、「優秀発表賞」を受賞しました。 本賞は、若手研究発表の中で、優れた内容の発表に対して与えられた賞です。 この成果は、東北大学および電磁材料研究所の共同研究により得られたものです。 タイトル: Effect of heat treatment on structure and properties of Co-BaMgF4 nanocomposite film 受賞者名: 横浜 希(増本研究室 修士1年) 青木 英恵(新領域創成研究部・物質材料・エネルギー領域) 大沼 繁弘 (電磁材料研究所・学際研学術研究員) 小林 伸聖 (電磁材料研究所、学際研客員教授) 増本 博(先端学際基幹研究部・物質材料・エネルギー領域) 受賞日: 2021年11月30日
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研究会等のお知らせ2021.12.08
ハイブリッド開催 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。 また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。 【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】 第27回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催) 日時:2021年12月23日(木)11:00-12:00 開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室) ※オンサイト参加は当面はFRIS教員とTI-FRISフェローに限定させていただきます。 オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。 オンライン参加者 申し込みフォームよりご登録ください。 発表者: 松井 弘之(山形大学 有機材料システム研究科 准教授/デバイス・テクノロジー/TI-FRISフェロー) 発表タイトル: 有機半導体とデジタル印刷で作る柔らか電子デバイス (Flexible electronics with organic semiconductor and digital printing) 要旨: 有機分子は化学者の発想次第で多彩な性質を持ちうる。鉱石のようなシリコン半導体とは対照的に、有機半導体はプリンターで印刷できたり、ゴムのように伸びたりと、非常にユニークである。このような奇妙な新材料は、我々に何をもたらすのだろうか?私自身は応用物理の立場から、有機半導体とデジタル印刷を用いた柔らか電子デバイスの研究に取り組んできた。今回の Hub Meetingでは、異分野研究者とともに有機エレクトロニクスの動向や面白さ、課題について議論したい。 ◆FRIS Hub Meetingについて
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会議発表・論文・出版2021.12.07
ナノ粒子を扁平化、直流および交流2種類のトンネル効果を縦横にハイブリッド化することに成功 デバイスの省電力化や機能化の新規開拓に期待 金属中の電子が数nmの薄いセラミクスの壁をすり抜けて反対側へ移る現象は、あたかも電子がトンネルするように映ることから「トンネル伝導」と呼ばれ、磁性金属を用いると外部磁界によりその大きさが制御可能(「トンネル磁気抵抗効果」)なため、磁界センサなどへの応用がなされています。 直径わずか2-3nmの磁性ナノ粒子がセラミクス中に分散するナノグラニュラー膜は、粒子が密な状態では直流のトンネル磁気抵抗効果が、粒子が粗な状態では交流のトンネル磁気誘電効果がそれぞれ発現しますが、直流-交流の両特性を組み合わせた膜構造は提案されていません。 学際科学フロンティア研究所の青木英恵助教は、従来、球形しか報告がなかったナノ粒子の形状変化に着目し、交互堆積(タンデム)手法を改良したスパッタ薄膜作製法により直径10nm以下のナノ粒子が扁平化した新しいタイプのナノグラニュラー膜の作製に成功しました。そして、縦横方向の粒子間隔の違いから、膜面内方向には直流のトンネル磁気抵抗効果、面直方向には交流の磁気誘電効果がそれぞれ発現することを明らかにしました。 本論文では、簡単にスパッタ法でナノ粒子の形状が制御可能であることを実証し、かつ直流および交流2種類のトンネル効果を縦横にハイブリッド化することに成功したことを報告しました。今後、本手法を利用した新規材料開発が期待されます。 本研究成果は2021年11月29日に『Journal of Magnetism and Magnetic Materials』誌に掲載されました。 絶縁体をすり抜ける電子のトンネル伝導のイメージ(左)、本研究で提案した直流-交流ハイブリッド型トンネリング薄膜のコンセプト(右) 扁平磁性ナノ粒子が配列するナノグラニュラー膜の断面図。セラミクス層を隔てた縦横の粒子間隔はそれぞれ1.9および0.9nmであり、縦方向には交流のトンネル磁気誘電効果(0.4%)が、横方向には直流のトンネル磁気抵抗効果(3%)が得られた。 論文情報: Hanae Kijima-Aoki, Shigehiro Ohnuma, Nobukiyo Kobayashi, and Hiroshi Masumoto, “DC and AC tunneling magnetoelectric responses of cobalt lateral nanogranular films”, Journal of Magnetism and Magnetic Materials DOI: 10.1016/j.jmmm.2021.168890 https://doi.org/10.1016/j.jmmm.2021.168890
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研究会等のお知らせ2021.12.07
オンライン開催 私たちは、日々スマートフォンやPCを使って情報のやりとりをしています。それを可能にしているITシステムは、誰がどのように作っているのでしょうか。 ITシステムは、人と人との間を伝わる情報を扱うものなので、関係してくるのはITエンジニアだけではありません。実際のシステム開発の具体例を元にして、ご紹介したいと思います。 講演者:吉田 たろう 氏(株式会社Skewers) タイトル:「ITシステム開発の現場」 日 時:12月14日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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受賞2021.12.06
新領域創成研究部の楠山譲二助教が、第10回日本DOHaD学会学術集会にて、優秀演題賞を受賞しました。 本賞は、選考委員会によって事前抄録から選出された優秀演題候補の演題の中で、最も高い評価を得た口頭発表に贈られるものです。 受賞日:令和3年9月4日 受賞演題:胎盤由来SOD3を介した妊娠期運動による肥満予防効果の次世代伝播機構