トピックス
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研究会等のお知らせ2021.11.02
ハイブリッド開催 FRIS/TI-FRIS共催のもと、学際科学フロンティア研究所の有志がオーガナイザーとなり、生命・環境の研究に関するセミナーシリーズ(全8回)を開催しております。 学際研究を推進する上で「みなさんにぜひ紹介したい」「異分野連携の推進が望める」といった、各オーガナイザー肝煎りの講師陣です。 このセミナーはFRIS教職員、TI-FRISフェロー、東北大学及びTI-FRIS参画大学の方ならどなたでも聴講できます。興味のある方は、ぜひご聴講ください。 参加方法:各回の「参加登録」よりご登録ください。 Vol. 2 開催日:11月5日(金)16:00- オーガナイザー:奥村正樹 講師:横山武司 先生(東北大学) 「クライオ電子顕微鏡を用いて、生体高分子複合体のかたちを解き明かす」 Vol.2への 参加登録はこちらから 【今後の予定】 ※今後の参加登録は、受付開始までお待ちください。受付開始はFRIS Webサイトにてお知らせいたします。 Vol. 3 2021. 11. 24(水)16:00- オーガナイザー:梨本裕司 講師:高山和雄 先生(京都大学)「生体模倣システム(MPS)を用いたCOVID-19研究の現状と課題」 Vol. 4 2022. 1. 11(火)16:00- オーガナイザー:常松友美 講師:和氣弘明 先生(名古屋大学)「光で階層的に神経・グリア生理活動を叙述し、制御する研究を目指して」 Vol. 5 2022. 1. 21(金)12:00- オーガナイザー:工藤雄大 講師:西村慎一 先生(東京大学)「一次代謝を攪乱する二次代謝物のケミカルバイオロジー」 Vol. 6 2022. 2. 7(月)16:00-(仮) オーガナイザー:塩見こずえ 講師:高橋晋 先生(同志社大学)「哺乳類、鳥類、魚類に共通するナビゲーション神経基盤」 Vol. 7 2022. 2. 18(金)16:00- オーガナイザー:佐藤伸一 講師:野本貴大 先生(東京工業大学)「物理エネルギー誘導型ケミカルサージェリーを志向した高分子型薬物送達システム」 Vol. 8 2022. 3. 10(木)12:00- オーガナイザー:大学保一 講師:鐘巻将人 先生(遺伝学研究所)「新たな遺伝学技術を駆使してヒト細胞におけるDNA複製の謎に迫る」 主催:東北大学 学際科学フロンティア研究所(FRIS)、学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) お問い合わせ TI-FRIS事務局 @
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受賞2021.11.01
「低温接合と三次元実装に関する国際ワークショップ(LTB-3D 2021)」において、本研究所の魚本 幸さんが「Best Presentation Award」を、網野 泰知郎さんが「Best Student Presentation Award」を、それぞれ受賞しました。 【会議名】 2021 7th International Workshop on Low Temperature Bonding for 3D Integration (LTB-3D 2021) 低温接合と三次元実装に関する国際ワークショップ https://imsi.jp/ltb3d/ltb3d-2021/index.html 主催:IMSI 後援:IEEE(米国電気学会)、JSAP(日本応用物理学会)、等 期日:2021年10月5日~10月11日(Online) 【Best Presentation Award】 魚本 幸さん(先端学際基幹研究部、島津研究室)職員 題目:Atomic Diffusion Bonding using AlN films 著者:M. Uomoto, H. Yoshida, T. Shimatsu, T. Saito, T. Moriwaki, N. Kato, Y. Miyamoto, and K. Miyamoto 【Best Student Presentation Award】 網野 泰知郎さん(先端学際基幹研究部、島津研究室)博士前期課程2年 題目:Surface Contamination Effects on Bonding Performance in Atomic Diffusion Bonding of Wafers using Amorphous Si Thin Films 著者:T. Amino, M. Uomoto, T. Shimatsu 受賞日:2021年10月11日
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会議発表・論文・出版2021.10.29
宇宙マイクロ波背景放射は宇宙に満ちている光であり、高温状態にあったビッグバン宇宙の名残として、宇宙の晴れ上がりと呼ばれる時期から現在までまっすぐに飛んできています。2020年11月、宇宙マイクロ波背景放射の偏光面が回転している兆候があることが、偏光データの解析から指摘されていました。 このような効果をもつ新しい素粒子として、超弦理論が予言するアクシオンがあります。非常に軽いアクシオンは宇宙の晴れ上がりの時期以降に運動を始め、この運動によって宇宙マイクロ波背景放射の偏光面が回転することが知られています。しかし、アクシオンが運動を始めたのはなぜこの時期になってからなのか、という疑問が残っていました。 東北大学学際科学フロンティア研究所の山田將樹助教、大学院理学研究科の高橋史宜教授および中川翔太大学院生の研究グループは、アクシオンがダークマターのエネルギーによって質量を得ることで運動を開始する機構を提唱しました。 この機構によると、宇宙の晴れ上がりの時期と、ダークマターが宇宙のエネルギー密度を支配し始める時期が非常に近いことから、アクシオンが必然的に宇宙マイクロ波背景放射の偏光に影響を与えることになります。 アクシオンがダークマターのエネルギーによって質量を得るには、新しい相互作用が必要になります。本研究では、標準理論の四つの力に加えてもう一つの未知の力が存在し、それに付随する磁気単極子がダークマターとなるシナリオに着目しました。 今後の宇宙マイクロ波背景放射の観測とダークマターの探査実験によって機構が確かめられれば、宇宙論および素粒子理論の発展に大きく貢献します。 本研究の成果は、米国現地時間の2021年10月28日、学術誌『Physical Review Letters』に掲載されました。 アクシオンの運動 (右上図の赤点) に伴って、宇宙背景放射 (左上図) の偏光面が回転していることを示す模式図。左下のグラフの各線はダークマターと物質 (実線)、輻射 (赤破線)、ダークエネルギー (緑点線)、のエネルギー密度の時間発展を示している。等密度時から現在に近い時期までダークマターと物質が優勢な時期になっており、その時期にアクシオンが運動する。宇宙の晴れ上がりは等密度時の直後におこるため、宇宙背景放射の偏光面が必然的に回転する。 論文情報: Shota Nakagawa, Fuminobu Takahashi, Masaki Yamada Physical Review Letters “Cosmic Birefringence Triggered by Dark Matter Domination” DOI: 10.1103/PhysRevLett.127.181103 https://doi.org/10.1103/PhysRevLett.127.181103 プレスリリース: 東北大学 http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/10/press20211029-02.html 東北大学大学院理学研究科 https://www.sci.tohoku.ac.jp/news/20211029-11811.html
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お知らせ2021.10.29
令和3年度科学研究費助成事業「学術変革領域研究(B)」に学際研教員の参画する2件の研究課題が新規採択されました。 (1) 「高次機能性タンパク質集合体の設計法「SPEED」の確立」(代表:京都大学 鈴木雄太助教)が立ち上がり、岡本泰典助教が計画班として参画します。 Twitterアカウント:https://twitter.com/HenkakuB_Speed ウェブサイト:https://sites.google.com/view/proteinengineering-speed/home (2) 「遅延制御超分子化学」(代表:東京農工大学 村岡貴博教授)が立ち上がり、奥村正樹助教が計画班、馬渕拓哉助教が村岡班の分担者として参画します。 参考リンク: 令和3年度科学研究費助成事業「学術変革領域研究(B)」新規採択研究領域一覧 https://www.mext.go.jp/content/20210910_mxt_gakjokik_000016903_2.pdf
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研究会等のお知らせ2021.10.26
オンライン開催 日本の各地に、例えば古文書のような、地域の過去を復元したり、アイデンティティの拠り所となるような「資料」が残されています。AMANEさんは、高い専門性を活かしてそうした「資料」の保全や活用に取り組むだけでなく、さまざまなステークホルダーをつなぐお仕事もなさっています。今回は、そ んなAMANEの堀井洋氏に、その取り組みと目指すところについてお話頂きます。 講演者:堀井 洋 氏(合同会社AMANE) タイトル:「多様な担い手たちによる地域資料の継承」 日 時:11月9日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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受賞2021.10.26
新領域創成研究部の川面洋平助教と山根結太助教は、第16回(2021年)日本物理学会若手奨励賞 (Young Scientist Award of the Physical Society of Japan) をそれぞれ受賞しました。 日本物理学会では、将来の物理学を担う優秀な若手研究者の研究を奨励し、学会をより活性化するために本賞が設けられています。 川面助教の受賞の評価対象となった研究テーマおよび論文は、次の通りです。 領域:プラズマ 対象研究:天体プラズマ乱流中のイオンと電子の加熱配分に関する研究 対象論文: Y. Kawazura, M. Barnes and A. A. Schekochihin, "Thermal disequilibration of ions and electrons in collisionless plasma turbulence," Proc. Natl. Acad. Sci. USA 116, 771 (2019). Y. Kawazura, A. A. Schekochihin, M. A. Barnes, J. M. TenBarge, Y. Tong, K. G. Klein, and W. Dorland, "Ion versus electron heating in compressively driven gyrokinetic turbulence," Phys. Rev. X 10, 041050 (2020). Y. Kawazura and M. Barnes, "A Hybrid Gyrokinetic Ion and Isothermal Electron Fluid Code for Astrophysical Plasma," J. Comp. Phys. 360, 57 (2018). 山根助教の受賞の評価対象となった研究テーマおよび論文は、次の通りです。 領域:磁性 対象研究:ノンコリニア反強磁性体の電流応答に対する理論研究とその実証 対象論文: "Chiral-spin rotation of non-collinear antiferromagnet by spin-orbit torque", Y. Takeuchi*, Y. Yamane*, J.-Y. Yoon, R. Itoh, B. Jinnai, S. Kanai, J. Ieda, S. Fukami*, and H. Ohno, Nature Materials 20, 1364 (2021). [* 責任著者] "Dynamics of noncollinear antiferromagnetic textures driven by spin current injection", Y. Yamane, O. Gomonay, and J. Sinova, Physical Review B 100, 054415 (2019). "Spin-transfer torque in antiferromagnetic textures: Efficiency and quantification method", Y. Yamane, J. Ieda, and J. Sinova, Physical Review B 94, 054409 (2016). 受賞発表:2021年11月 受賞情報: https://www.jps.or.jp/activities/awards/jusyosya/wakate2022.php
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研究会等のお知らせ2021.10.26
教育院生及び学際研関係者以外の方で参加をご希望の方は11月5日(月)13:00までに下記のフォームから申し込みをお願い致します。 追って参加方法等についてご連絡致します。 申込書フォーム https://forms.gle/TjMnRxRUqMdasXjz9 ※参加には東北大メールが必要となりますので予めご確認下さい。 日時:11月8日 (月) 13:30~ ※学内限定とさせて頂きます。 発表者: 大竹 桃(修士研究教育院生/生命科学研究科/生命・環境領域) 吉田 直輝(博士研究教育院生/工学研究科/物質材料・エネルギー領域) 住 拓磨(博士研究教育院生/医工学研究科/情報・システム領域) ほか 場所: オンラインセミナー(Zoom) ■全領域合同研究交流会について
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受賞2021.10.21
才田グループの大学院工学研究科修士2年の吉川智博さんらの研究成果が日本材料学会第7回材料WEEKワークショップ金属ガラス部門委員会 優秀研究発表賞を受賞しました。 受賞日/2021年10月13日 発表題目:「AlCuSi3元共晶系を用いた非平衡急冷凝固によるSiの非晶質化」 発表者:吉川智博, 山田 類, 岡田純平, 和田 武, 伊佐野はる香, 才田淳治 発表場所:日本材料学会第7回材料WEEKワークショップ 令和3年10月13日 オンライン開催 https://www.right-stuff.biz/jspfsm76/award/
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研究会等のお知らせ2021.10.21
オンライン開催 社会のなかでさまざまな役割を果たしている文化遺産。広島大学の有松唯氏をお招きして、文化遺産をめぐる国際協力についてお話頂きます。 講演者:有松 唯 氏(広島大学) タイトル:「文化遺産をめぐる国際協力の現在」 日 時:11月2日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @
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研究会等のお知らせ2021.10.20
オンライン開催 日本を飛び出してオーストラリアまで活躍の場を広げた土岐文乃氏をお招きして、建築と空間の役割と、社会とのつながりについて語って頂きます。 講演者: 土岐 文乃 氏(フリーランス) タイトル:「オーストラリアの暮らしと建築」 日 時:10月26日(火)16:20~17:50 セミナーのURLは後日登録頂いたメールアドレス宛に送信されます。 参加ご希望の方は 参加申し込みフォーム よりご登録ください。 主催:東北大学学際科学フロンティア研究所 お問い合わせ 学際科学フロンティア研究所 助教 田村 @