トピックス
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受賞2022.05.23
新領域創成研究部の市川幸平助教は、公益財団法人インテリジェント・コスモス学術振興財団『第21回インテリジェント・コスモス奨励賞』を受賞しました。 本賞は、科学技術分野において独創的で優れた研究テーマを持つ、将来有望な若手研究者及び、東北の産業支援に貢献する優れた研究者・グループに対して授与されます。 受賞対象の研究テーマ: 千年を超える超長期時間変動を用いた超巨大ブラックホールの観測 授与式:2022年5月9日 受賞に関するウェブサイト: http://www3.ic-net.or.jp/~incos/award/award21.html
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研究会等のお知らせ2022.05.23
教育院生及び学際研関係者以外の方で参加をご希望の方は下記のフォーム(https://forms.gle/ERCks98F92NB9U139)から申し込みをお願い致します。 追って参加方法等についてご連絡致します。 参加申込フォーム:https://forms.gle/ERCks98F92NB9U139 ※参加には東北大メールが必要となりますので予めご確認下さい。 日時:5月24日 (火) 13:30~ ※学内限定とさせて頂きます 発表者: ・高橋 祐人(博士教育院生/農学研究科/生命・環境領域) ・伊藤 健太郎(博士教育院生/環境科学研究科/デバイス・テクノロジー領域) ・千葉 杏子(学際科学フロンティア研究所/助教/生命・環境領域) ほか 場所: オンラインセミナー(Zoom) R4前期第1回抄録集.pdf ■全領域合同研究交流会について
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研究会等のお知らせ2022.05.20
ハイブリッド開催 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。 また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。 【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】 第32回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催) 日時:2022年5月26日(木)11:00-12:00 開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室) ※オンサイト参加は当面はFRIS教員及びTI-FRISフェローに限定させていただきます。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、 日時の変更、オンラインのみの開催等、変更が生じる場合もございます。ご理解願います。 オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。 オンライン参加者 申し込みフォームよりご登録ください。 発表者: 大音 隆男 助教(山形大学大学院理工学研究科/TI-FRISフェロー/物質材料・エネルギー) 発表タイトル: ナノ構造導入によるLEDの高性能化とマイクロLEDディスプレイへの応用 (Increase of LED performance by introducing nanostructures and application to micro-LED displays) 要旨: LEDは光の三原色が達成されて以来、応用分野が大きく広がり、社会の発展に貢献してきた。可視光LEDは窒化物半導体のInGaNで作製されているが、長波長化に伴って発光効率が大きく低下し、解決が社会的に求められている。ナノ構造の導入はこの問題を解決するための手法として期待されている。本発表では、LEDの基礎的なデバイス特性について説明した後、半導体や金属のナノ構造によるLEDの高効率化・高機能化について議論する。また、次世代のディスプレイとして期待され研究開発が盛んに行われているマイクロLEDディスプレイへの応用展開についても紹介する。 ◆FRIS Hub Meetingについて
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お知らせ2022.05.11
新領域創成研究部の鈴木博人助教の研究課題が、量子科学技術研究開発機構-東北大学マッチング研究支援事業の研究支援プログラムに採択されました。 このプログラムの支援の下、両機関の研究者が協働し、次世代放射光施設の性能を活用した連携研究を推進します。これにより新たな放射光計測技術の開発や新分野への応用を開拓するとともに、放射光科学分野の若手人材育成に資することが期待されています。 鈴木助教の採択課題は、次の通りです。 「外場下・空間分解 RIXS による量子物質の相競合の解明」 情報掲載ページ: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/04/press20220427-02-quantum.html https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220427_02web_quantum.pdf
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研究会等のお知らせ2022.05.02
ハイブリッド開催 2022年度より、FRIS/TI-FRIS 共催のもと、材料・デバイス研究に関するセミナーシリーズを開催します。 材料・デバイス分野を主な研究の場とするスター研究者を招待し、最新のトピックを中心に研究紹介をしていただきます。 セミナーを通じた学内外研究者間の交流活性化を重視し、可能な限りハイブリッドでの開催を企画してまいります。 興味のある方はぜひご聴講ください。 東北大学およびTI-FRIS参画大学の皆様のご参加をお待ちしております。 開催日時: 2022年5月17日(火)13:00-14:00 会場: オンライン(Zoom) および、学際科学フロンティア研究所セミナー室(講師、TI-FRISフェロー、FRIS教員、東北大学関係者のみ)のハイブリッド開催 (ただし状況によりオンライン会議のみとなることがあります) 講演者: 伊澤誠一郎 先生(分子科学研究所) 講演タイトル: 「有機半導体界面を利用した光機能・デバイスの創出」 オーガナイザー:上野裕(学際科学フロンティア研究所) 主催: 学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) 東北大学 学際科学フロンティア研究所 参加対象者: 東北大学およびTI-FRIS参画大学(弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学)の教職員、学生 参加申込方法:申込フォームよりご登録ください。 ※Material Science Seminar 今後の開催予定 Vol.02 / 2022. 07 Vol.03 / 2022. 09 Vol.04 / 2022. 11 Vol.05 / 2023. 01 Vol.06 / 2023. 03 お問い合わせ先: 上野裕(学際科学フロンティア研究所) hiroshi.ueno.d5*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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研究会等のお知らせ2022.04.26
ハイブリッド開催 第26回学際科学フロンティア研究所セミナーには、進化と個体群動態の相互作用という研究分野を切り拓いたのみならず、保全生態学や、生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の研究と社会実装にも取り組んでおられる吉田丈人准教授(総合地球環境学研究所/東京大学大学院総合文化研究科)をお招きし、Eco-DRRの社会実装に取り組むことになったきっかけや、社会実装の過程におけるさまざまなステークホルダーとの協働のご経験についてご講演いただきます。 本セミナーは、学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブTI-FRISの社会インパクト講座を兼ねて開催されます。この講座では、若手研究者の社会性(社会と連携して研究成果を社会実装できる力)の強化をサポートする取り組みの一つとして、自身の研究が社会に及ぼしうる影響について多角的に構想し、他の関係者に伝え、実装を目指し多様な関係者を巻き込むスキルの修得を目指します。 東北大学およびTI-FRIS参画大学の皆様のご参加をお待ちしております。 開催日時: 2022年5月26日(木)14:30-16:00 会場: オンライン(Zoom) および、学際科学フロンティア研究所セミナー室(講師、TI-FRISフェロー、FRIS教員、東北大学関係者のみ)のハイブリッド開催 (ただし状況によりオンライン会議のみとなることがあります) 講演者: 吉田丈人 准教授(総合地球環境学研究所/東京大学大学院総合文化研究科) 講演タイトル: プランクトンの研究は社会の未来可能性にどうつながるのか? 〜研究と社会をつなぐ一生態学者の経験談〜 講演内容: 「社会インパクトにつながった具体例を知りたい」との講演依頼をお受けし、あくまでも一つの事例として、個人的な経験をご紹介します。私の研究歴は、プランクトンの個体数変化や群集動態といった基礎生態学のテーマから始まりました。現在もその研究は続けていますが、十数年前からは、生態系や生物多様性の保全と活用に関する応用的な研究と、社会の多様な関係者と連携した実践にも取り組んでいます。現在に至る過程と今後の方向性についてお話ししつつ、多様なあり方が想定される社会インパクトについて、皆さんと議論したいと思います。 講演者プロフィール: 福井県出身。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。専門は、生態学・陸水学。 生物や生態系に見られる多様性や複雑性を解き明かす研究と、人と自然のかかわりの理解とその持続可能性についての研究・実践に取り組む。 編著書に、「実践版!グリーンインフラ」(共編著・日経BP)、「地域の歴史から学ぶ災害対応」(共著・総合地球環境学研究所)、「プランクトンのえほん」(監修・ほるぷ出版)など。 言語:日本語 主催: 学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) 東北大学 学際科学フロンティア研究所 参加対象者: 東北大学およびTI-FRIS参画大学(弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学)の教職員、学生 参加申込方法: 申込フォーム https://forms.gle/KDfXozYzuuLL58M6A よりご登録ください。 参加申込締切: オンサイト参加/2022年5月16日(月)正午 オンライン参加/2022年5月25日(水)正午 お問い合わせ先: 学際科学フロンティア研究所 鈴木一行、藤原英明 ura*fris.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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研究会等のお知らせ2022.04.22
ハイブリッド開催 クライオ電子顕微鏡を用いた膜輸送体タンパク質の構造生物学的研究 クライオ電顕による蛋白質の構造解析における最新の知見について、国外の動向も踏まえ、ストックホルム大学 松岡礼 博士にご紹介いただきます。 オンラインへの参加ご希望の方は、登録不要で参加できますので、 時間になりましたらZoom会場へ入室してください。 日時:2022年4月26日(火) 13:30~15:00 online会場:Zoom https://zoom.us/j/99531993253?pwd=a0dQM0UwNzBrcUJEU1JJcXhUdkVPQT09 onsite会場:片平キャンパス 生命科学プロジェクト総合研究棟 104・105 講義室 主 催:東北大学 生命科学研究科 共 催:東北大学 学際科学フロンティア研究所/ 文部科学省 令和 3年度科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B)「 遅延制御超分子化学」 オーガナイザー・連絡先:奥村正樹 @ 講演者: 松岡礼 博士(ストックホルム大学)
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お知らせ2022.04.22
新領域創成研究部の田村光平准教授が番組制作に協力した「NHKスペシャル『ヒューマン・エイジ』プロローグ 繁栄か破滅か」が、2022年4月24日(日)21:00-21:59にNHK総合で放送されます。 田村准教授は番組制作において、人類の技術の進歩の要因と文化進化についての情報提供をおこないました。 番組ウェブサイト: 「NHKスペシャル『ヒューマン・エイジ』プロローグ 繁栄か破滅か」 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/BYP313QW42/
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会議発表・論文・出版2022.04.21
株式会社ElevationSpace(本社:宮城県仙台市、代表取締役CEO:小林稜平)と、国立大学法人東北大学学際科学フロンティア研究所の齋藤勇士助教が共同で開発している世界最高性能のハイブリッドスラスタについて、その宇宙実証を実施する研究開発テーマが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「官民による若手研究者発掘支援事業(以下、若サポ)」に採択されました。採択テーマでは、ハイブリッドスラスタの軌道上実証を2023年に実施する計画で、「若サポ」の支援により世界最高性能の小型推進装置の開発を加速させます。 株式会社ElevationSpaceと東北大学が共同で開発しているハイブリッドスラスタ プレスリリース: 東北大学 http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/04/press20220421-02-wakasapo.html 株式会社ElevationSpace https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000074085.html 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) https://www.nedo.go.jp/koubo/SM3_100001_00004.html
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会議発表・論文・出版2022.04.14
インダクタは、抵抗やキャパシタと並んで、様々な電子機器で幅広く利用される電気回路の基本要素です。通常インダクタは、ねじれた導線(コイル)で実現され、導線を流れる「電流の時間変化」を「起電力」に変換する機能(インダクタンス)を示します。ごく最近、量子現象に基づく「創発インダクタ」が提案・実証され、コイルに基づく従来技術が抱える原理的な制限(インダクタンスの大きさのコイルサイズ依存性等)を克服する試みが始まりました。ここでは、らせん磁性金属という、ねじれた磁気をもつ特殊な材料が用いられていました。 東北大学学際科学フロンティア研究所の山根結太助教、電気通信研究所の深見俊輔教授、日本原子力研究開発機構の家田淳一研究主幹は、量子相対論効果である「スピン軌道相互作用」により、創発インダクタ機能が、より普遍的な(空間的に一様な磁気構造を持つ)磁性材料で生じることを理論的に明らかにしました。本成果により、創発インダクタは特殊な材料、狭い温度・周波数帯に限られた機能ではなく、様々な材料系で出現しうるものであることが明らかになり、量子現象による電力制御などへの展開も期待されます。また、本原理によれば、ゲート電圧によってスピン軌道相互作用を制御することで、従来のコイルインダクタでは必要な機械動作部品を用いない可変インダクタへの展望も開けます。今後、この原理の実証研究を推し進めることで、電子スピンを介したエネルギー変換現象に基づく、次世代の基盤量子技術の開発が切り開かれていくものと期待されます。 本研究成果は2022年4月7日付(米国時間)で、米国物理学会誌「Physical Review Letters」にてオンライン公開されました。 本研究で予言されたスピン軌道創発インダクタと、これまで知られていたインダクタの比較。LとCはそれぞれ、コイルのインダクタンスとキャパシタンス。 論文情報: Yuta Yamane, Shunsuke Fukami, and Jun’ichi Ieda Physical Review Letters "Theory of Emergent Inductance with Spin-Orbit Coupling Effects" DOI: 10.1103/PhysRevLett.128.147201 https://doi.org/10.1103/PhysRevLett.128.147201 プレスリリース: 東北大学 http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/04/press20220414-01-inductor.html 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 https://www.jaea.go.jp/02/press2022/p22041401/