トピックス
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研究会等のお知らせ2022.04.13
ハイブリッド開催 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。 また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。 【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】 第31回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催) 日時:2022年4月28日(木)11:00-12:00 開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室) ※オンサイト参加は当面はFRIS教員に限定させていただきます。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、 日時の変更、オンラインのみの開催等、変更が生じる場合もございます。ご理解願います。 オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。 オンライン参加者 申し込みフォームよりご登録ください。 発表者: 市川 幸平(東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教/先端基礎科学) 発表タイトル: 銀河の中心にいる超巨大ブラックホールを見る (How astronomers observe supermassive black holes) 要旨: 2020年のノーベル物理学賞は「我々の銀河の中心にあるブラックホールの観測」に対して贈られました。これらの観測で明らかになったブラックホールは、その質量を見積もるとなんと太陽の質量のおおよそ400万倍に達する「超巨大」ブラックホールでした。今回は天文学者がどのようにしてこの謎に包まれている超巨大ブラックホールを「見て」いるのかを紹介します。そして我々の研究チームが最近行っている超巨大ブラックホールの一生の最期を観測してみるプロジェクトを紹介する予定です。 ◆FRIS Hub Meetingについて
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会議発表・論文・出版2022.04.11
母親の肥満は子の将来の糖尿病リスクを増加させることが知られています。この世代間連鎖は、子に生まれつきの健康格差を強いる重大な原因となるため、母親から子への肥満の悪循環を防ぐ効果的な手段の確立が望まれています。 東北大学学際科学フロンティア研究所の楠山譲二助教、理化学研究所生命医科学研究センターの小塚智沙代基礎科学特別研究員、金沢医科大学の八田稔久教授、東北大学大学院医工学研究科の永富良一教授らのグループは、マウスを使った実験の結果、妊娠期の運動が親から子への肥満の伝播を防ぐメカニズムを解明しました。本研究は、胎盤から産生されるスーパーオキサイドジスムターゼ3(SOD3)のユニークな機能を明らかにした重要な報告です。 本研究成果は、2022年3月15日(日本時間3月16日)付でDiabetes誌(電子版)に掲載されました。 論文情報: Joji Kusuyama, Nathan S. Makarewicz, Brent G. Albertson, Ana Barbara Alves-Wagner, Royce H. Conlin, Noah B Prince, Christiano R. R. Alves, Krithika Ramachandran, Chisayo Kozuka, Yang Xiudong, Yang Xia, Michael F. Hirshman, Toshihisa Hatta, Ryoichi Nagatomi, Eva S. Nozik, and Laurie J. Goodyear Diabetes "Maternal exercise-induced SOD3 reverses the deleterious effects of maternal high fat diet on offspring metabolism through stabilization of H3K4me3 and protection against WDR82 carbonylation" DOI: 10.2337/db21-0706 https://doi.org/10.2337/db21-0706 プレスリリース: 東北大学 http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/04/press20220411-01-protein.html 理化学研究所 https://www.riken.jp/press/2022/20220411_2/index.html
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受賞2022.04.08
学際科学フロンティア研究所新領域創成研究部の市川幸平助教、三重大学の鈴木勇輝准教授(2022年1月まで本研究所 助教)、東京医科歯科大学の梨本裕司准教授(2022年3月まで本研究所 助教)が、『令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞』を受賞することが決定しました。 本賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者に対して、文部科学大臣より授与されるものです。 表彰式は、2022年4月20日(水)に文部科学省にて行われます。 それぞれの受賞対象の業績は、以下の通りです。 市川幸平 助教 「千年以上の超長期時間変動を用いた活動銀河核の観測的研究」 鈴木勇輝 准教授 「DNAを素材としたナノマイクロ構造の創製と機能化の研究」 梨本裕司 准教授 「探針型デバイスによる生体模倣モデルの分析に関する研究」 文部科学省: 令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00989.html 東北大学:令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰の受賞について http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/04/award20220408-01.html