トピックス
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研究会等のお知らせ2022.07.01
2022年度 FRIS/TI-FRIS Life Science Seminar(全12回) / ハイブリッド開催 昨年度に引き続きFRIS/TI-FRIS 共催のもと、学際研の有志がオーガナイザー(座長)となり、生命・環境の研究に関するセミナーシリーズを企画しました。 学際研究を推進する上で「皆にぜひ紹介したい」「異分野連携の推進が望める」といった、各オーガナイザー肝煎りの講師陣です。 今年度は異分野の生物学的研究トピックに幅を広げています。興味のある方は、ぜひご聴講ください。 参加方法:各回の「参加登録」よりご登録ください。 ※Vol. 1、Vol. 2、Vol. 3以降の参加登録は、受付開始までお待ちください。受付開始はFRIS Webサイトにてお知らせいたします。 Vol. 1 開催日:6月3日(金) オーガナイザー(座長):楠山譲二 高橋暁子 先生(がん研究会) 『細胞老化研究で疾患のメカニズム解明に挑む』 Vol.1への 参加登録はこちらから Vol.1へのオンサイト参加を希望する場合は、上記参加登録と合わせてこちらにもご登録ください。 ※オンサイト参加可能人数の上限は40名です。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンサイト参加対象の制限、上限の変更等が生じる場合もございますので、ご理解願います。 Vol. 2 開催日:6月24日(金) オーガナイザー(座長):市之瀬敏晴 小幡史明 先生(理化学研究所) 『ショウジョウバエ遺伝学で食の理(ことわり)を解く』 Vol.2への 参加登録はこちらから Vol.2へのオンサイト参加を希望する場合は、上記参加登録と合わせてこちらにもご登録ください。 ※オンサイト参加可能人数の上限は40名です。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンサイト参加対象の制限、上限の変更等が生じる場合もございますので、ご理解願います。 Vol. 3 開催日:7月11日(月) オーガナイザー(座長):塩見こずえ 講師:早水桃子 先生(早稲田大学) 『進化の系統樹と系統ネットワークに関する組合せ論への招待』 Vol.3への 参加登録はこちらから Vol.3へのオンサイト参加を希望する場合は、上記参加登録と合わせてこちらにもご登録ください。 ※オンサイト参加可能人数の上限は40名です。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンサイト参加対象の制限、上限の変更等が生じる場合もございますので、ご理解願います。 【今後の予定】 ※今後の参加登録は、受付開始までお待ちください。受付開始はFRIS Webサイトにてお知らせいたします。 Vol. 4 2022年9月9日(金) オーガナイザー:楠山譲二 前川知樹 先生(新潟大学) 『口腔組織修復・骨再生とセノリティック薬剤展開』 Vol. 5 2022年9月22日(木) オーガナイザー:奥村正樹 森英一朗 先生(奈良医科大学) 『生物学的相分離の駆動と制御』 Vol. 6 2022年10月5日(水) オーガナイザー:佐藤伸一 口丸高弘 先生(自治医科大学) 『細胞間相互作用の光標識技術を使った疾患メカニズムの解析』 Vol. 7 2022年10月18日(火) オーガナイザー:工藤雄大 瀬戸義哉 先生(明治大学) 『根寄生雑草の種子発芽を制御する微生物代謝物の探索』 Vol. 8 2022年11月11日(金) オーガナイザー:安井浩太郎 風間北斗 先生(理化学研究所) 脳は如何に匂いの価値を認識するのか?-情報処理と神経回路メカニズム- Vol. 9 2023年1月13日(金) オーガナイザー:岡本泰典 小嶋良輔 先生(東京大学) 『合成生物学的手法による細胞外小胞の包括的理解と発展的利用』 Vol. 10 2023年1月26日(木) オーガナイザー:常松友美 高橋阿貴 先生(筑波大学) 『攻撃行動の神経生物学:背側縫線核の役割』 Vol. 11 2023年2月9日(木) オーガナイザー:千葉杏子 仁田亮 先生(神戸大学) 『クライオ電子顕微鏡で見る医学・生命科学』 Vol. 12 2023年2月16日(木) オーガナイザー:丹羽伸介 古田健也(情報通信研究機構) 『モータータンパク質とそのシステムをいじり倒して理解する』 主催:東北大学 学際科学フロンティア研究所(FRIS)、学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) お問い合わせ TI-FRIS事務局 @
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お知らせ2022.06.30
新領域創成研究部の楠山譲二助教が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和4年度医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(Interstellar Initiative Beyond)に採択されました。 国際連携研究プログラムへの応募を支援するInterstellar Initiative事業は、日本の若手研究者が世界各国の若手研究者とネットワークを構築し、国際的かつ学際的な視点から独創的・革新的な研究シーズを創出することを支援しており、試行開催された平成29年度から令和3年度までに日本を含む世界26カ国、230名の優秀な若手研究者が参加してきました。 今年度、これまでInterstellar Initiative事業に参加経験のある日本の研究代表者を対象に、国際的・学際的なチームで議論した経験を活かして、さらに完成度の高い研究構想を練り上げられるよう、Interstellar Initiative Beyondが公募され、楠山助教を代表とする研究チームの研究開発課題「Beneficial effects of exercise in the middle ages on overall health outcomes in aging」が採択されました。 楠山助教は今後、チームで研究構想を提案し、メンターの支援のもと、ワークショップや予備実験を通じて、その構想を国際グラント獲得に資するレベルまでに精緻化していきます。 令和4年度 医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(Interstellar Initiative Beyond): https://www.amed.go.jp/koubo/20/01/2001B_00035.html 採択課題 https://www.amed.go.jp/koubo/20/01/2001C_00035.html
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会議発表・論文・出版2022.06.29
東北大学学際科学フロンティア研究所の丹羽伸介准教授は、神戸大学大学院医学研究科の仁田亮教授、今崎剛助教、理化学研究所生命機能科学研究センターの竹市雅俊客員主管研究員(理研名誉研究員)、同放射光科学研究センター生物系ビームライン基盤グループ重松秀樹研究員(研究当時、現高輝度光科学研究センター構造生物学推進室研究員)らとの共同研究により、細胞の構築・極性形成に重要な役割を果たす微小管ネットワークが、CAMSAP2タンパク質の相分離する性質を利用して形成されることを、クライオ電子顕微鏡や全反射照明蛍光顕微鏡を用いて明らかにしました。本研究成果は、心筋細胞、神経細胞、上皮細胞、線維芽細胞などの細胞を形づくる際に用いられる、細胞の根源的なしくみを説明するものです。この研究成果は、2022年6月28日に、国際学術雑誌「eLife」にオンライン掲載されました。 CAMSAP2による微小管重合制御。上: 試験管内再構成系におけるCAMSAP2による重合制御を電子顕微鏡、蛍光顕微鏡、全反射蛍光顕微鏡で観察した様子。下: CAMSAP2による微小管重合・ネットワーク形成のモデル。チューブリンが縦に連なり、カールしてリング状になったチューブリンリング、チューブリン繊維がいくつか隣同士並んで形成されたシートが観察される。緑:CAMSAP2、マジェンタ:チューブリン。 論文情報: Tsuyoshi Imasaki, Satoshi Kikkawa, Shinsuke Niwa*, Yumiko Saijo-Hamano, Hideki Shigematsu, Kazuhiro Aoyama, Kaoru Mitsuoka, Takahiro Shimizu, Mari Aoki, Ayako Sakamoto, Yuri Tomabechi, Naoki Sakai, Mikako Shirouzu, Shinya Taguchi, Yosuke Yamagishi, Tomiyoshi Setsu, Yoshiaki Sakihama, Eriko Nitta, Masatoshi Takeichi, Ryo Nitta* (*corresponding author) eLife "CAMSAP2 organizes a γ-tubulin-independent microtubule nucleation centre" DOI: 10.7554/eLife.77365 https://doi.org/10.7554/eLife.77365 プレスリリース: 東北大学 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/06/press20220628-03-tubulin.html 神戸大学 https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2022_06_28_02.html 理化学研究所 https://www.riken.jp/press/2022/20220628_3/index.html 日本医療研究開発機構 https://www.amed.go.jp/news/release_20220628-03.html 科学技術振興機構 https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220628/index.html
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研究会等のお知らせ2022.06.21
ZoomによるWeb開催となります。 教育院生及び学際研関係者以外の方で参加をご希望の方は6月23日(木)13時までに下記のフォームから 申し込みをお願い致します。 追って参加方法等についてご連絡致します。 参加申込フォーム:https://forms.gle/4ZHGwFKCHUf4bWGi6 また参加には東北大メールが必要となりますので予めご確認下さい。 また、口頭発表者は以下の通りです。 ・田中 祥貴(生命科学研究科 / 生命・環境領域) ・田山 舜一(医学系研究科 / 生命・環境領域) ・鈴木 博人(学際科学フロンティア研究所 / 先端基礎科学領域) 場所: オンラインセミナー(Zoom) R4前期第2回抄録集.pdf ■全領域合同研究交流会について
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お知らせ2022.06.16
『多様な研究種 × 多様な種の共栄を可能とする場 = 新しい科学の創造』を目指し設置された ”FRIS CoRE”のサイトがOPENいたしました! https://www.fris.tohoku.ac.jp/fris_core/ ◆利用や機器についてのお問い合わせ fris-core*fris.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えて下さい)
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研究会等のお知らせ2022.06.14
ハイブリッド開催 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。 また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。 【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】 第33回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催) 日時:2022年6月23日(木)11:00-12:00 開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室) ※オンサイト参加は当面はFRIS教員及びTI-FRISフェローに限定させていただきます。 オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。 オンライン参加者 申し込みフォームよりご登録ください。 発表者: 鬼沢直哉 准教授(東北大学 学電気通信研究所/TI-FRISフェロー/情報・システム) 発表タイトル: 確率的コンピューティングに基づく脳型情報処理 (Brainware information processing based on stochastic computing) 要旨: 現在、半導体微細化は物理的限界に迫りつつあり、従来のトランジスタのスケーリングによるコンピュータの性能向上は極めて困難である一方で、人工知能などの応用分野においてはこれまで以上に高い計算量が必要とされています。本発表では、従来の決定論に基づく演算手法とは一線を画す「確率論に基づく新概念コンピューティング技術」と人工知能など脳型情報処理への応用に関する取り組みを紹介します。 ◆FRIS Hub Meetingについて
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研究会等のお知らせ2022.06.14
ハイブリッド開催 2022年5月より、FRIS/TI-FRIS 共催のもと、材料・デバイス研究に関するセミナーシリーズを開催しています。 材料・デバイス分野を主な研究の場とするスター研究者を招待し、最新のトピックを中心に研究紹介をしていただきます。 セミナーを通じた学内外研究者間の交流活性化を重視し、可能な限りハイブリッドでの開催を企画してまいります。 興味のある方はぜひご聴講ください。 東北大学およびTI-FRIS参画大学の皆様のご参加をお待ちしております。 第2回 開催日時: 2022年7月19日(火)13:00-14:00 会場: ハイブリッド開催/ 学際科学フロンティア研究所セミナー室、ZOOM 講演者: 高橋康史 先生(名古屋大学 教授) 講演タイトル: 「ガラスナノピペットを利用した新奇プローブ顕微鏡の開発と応用」 オーガナイザー:阿部博弥(学際科学フロンティア研究所) 主催: 学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) 東北大学 学際科学フロンティア研究所 参加対象者: 東北大学およびTI-FRIS参画大学(弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学)の教職員、学生 最新情報や参加申込方法名地、詳細は下記専用サイトをごらんください。 イベント情報ーFRIS/TI-FRIS Materials Science Seminarー http://nano.chem.tohoku.ac.jp/archives/443 参加登録URL: https://forms.gle/ejKDAVCnrvX5rXzE7 ※Material Science Seminar 今後の開催予定 Vol.03 / 2022. 09 Vol.04 / 2022. 11 Vol.05 / 2023. 01 Vol.06 / 2023. 03 お問い合わせ先: 阿部博弥(学際科学フロンティア研究所) hiroya.abe.c4*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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研究会等のお知らせ2022.06.14
2022年度 FRIS/TI-FRIS Life Science Seminar(全12回) / ハイブリッド開催 昨年度に引き続きFRIS/TI-FRIS 共催のもと、学際研の有志がオーガナイザー(座長)となり、生命・環境の研究に関するセミナーシリーズを企画しました。 学際研究を推進する上で「皆にぜひ紹介したい」「異分野連携の推進が望める」といった、各オーガナイザー肝煎りの講師陣です。 今年度は異分野の生物学的研究トピックに幅を広げています。興味のある方は、ぜひご聴講ください。 参加方法:各回の「参加登録」よりご登録ください。 ※Vol. 3以降の参加登録は、受付開始までお待ちください。受付開始はFRIS Webサイトにてお知らせいたします。 Vol. 2 開催日:6月24日(金) オーガナイザー(座長):市之瀬敏晴 小幡史明 先生(理化学研究所) 『ショウジョウバエ遺伝学で食の理(ことわり)を解く』 Vol.2への 参加登録はこちらから Vol.2へのオンサイト参加を希望する場合は、上記参加登録と合わせてこちらにもご登録ください。 ※オンサイト参加可能人数の上限は40名です。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンサイト参加対象の制限、上限の変更等が生じる場合もございますので、ご理解願います。 Vol. 3 開催日:7月11日(月) オーガナイザー(座長):塩見こずえ 講師:早水桃子 先生(早稲田大学) 『進化の系統樹と系統ネットワークに関する組合せ論への招待』 Vol.3への 参加登録はこちらから Vol.3へのオンサイト参加を希望する場合は、上記参加登録と合わせてこちらにもご登録ください。 ※オンサイト参加可能人数の上限は40名です。 ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンサイト参加対象の制限、上限の変更等が生じる場合もございますので、ご理解願います。 【今後の予定】 ※今後の参加登録は、受付開始までお待ちください。受付開始はFRIS Webサイトにてお知らせいたします。 Vol. 4 2022年9月9日(金) オーガナイザー:楠山譲二 前川知樹 先生(新潟大学) 『口腔組織修復・骨再生とセノリティック薬剤展開』 Vol. 5 2022年9月22日(木) オーガナイザー:奥村正樹 森英一朗 先生(奈良医科大学) 『生物学的相分離の駆動と制御』 Vol. 6 2022年10月5日(水) オーガナイザー:佐藤伸一 口丸高弘 先生(自治医科大学) 『細胞間相互作用の光標識技術を使った疾患メカニズムの解析』 Vol. 7 2022年10月18日(火) オーガナイザー:工藤雄大 瀬戸義哉 先生(明治大学) 『根寄生雑草の種子発芽を制御する微生物代謝物の探索』 Vol. 8 2022年11月11日(金) オーガナイザー:安井浩太郎 風間北斗 先生(理化学研究所) 脳は如何に匂いの価値を認識するのか?-情報処理と神経回路メカニズム- Vol. 9 2023年1月13日(金) オーガナイザー:岡本泰典 小嶋良輔 先生(東京大学) 『合成生物学的手法による細胞外小胞の包括的理解と発展的利用』 Vol. 10 2023年1月26日(木) オーガナイザー:常松友美 高橋阿貴 先生(筑波大学) 『攻撃行動の神経生物学:背側縫線核の役割』 Vol. 11 2023年2月9日(木) オーガナイザー:千葉杏子 仁田亮 先生(神戸大学) 『クライオ電子顕微鏡で見る医学・生命科学』 Vol. 12 2023年2月16日(木) オーガナイザー:丹羽伸介 古田健也(情報通信研究機構) 『モータータンパク質とそのシステムをいじり倒して理解する』 主催:東北大学 学際科学フロンティア研究所(FRIS)、学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) お問い合わせ TI-FRIS事務局 @
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会議発表・論文・出版2022.06.06
東京工業大学 情報理工学院 情報工学系の瀧ノ上正浩教授、生命理工学院 生命理工学系の公婧大学院生(博士後期課程3年)、東北大学学際科学フロンティア研究所の佐藤佑介助教(研究当時、現・九州工業大学准教授)らの研究グループは、がんバイオマーカーであるマイクロRNA(miRNA)の特定の組み合わせを入力として認識し、DNA液滴の分裂によって論理演算結果を出力できる「DNA液滴コンピュータ」の開発に成功しました。 細胞内では、様々な生体分子液滴が形成され、生命現象を制御しています。高分子液滴の中でも、DNA液滴と呼ばれるプログラム可能な相分離液滴が近年報告されていました。しかし、その現象を実際に応用し、バイオセンシングと分子コンピューティングを組み合わせた生体分子液滴の構築はできていませんでした。本研究では、バイオセンシングと分子コンピューティングの機能を組み込んだDNA液滴が、乳がんの可能性を示すmiRNAの組み合わせを認識できることを実証しました。 本研究で開発されたDNA液滴コンピュータは、がん診断、薬剤耐性解析、薬物送達などへの応用が期待できます。さらに、人工細胞や自律型分子ロボットの構築などにも貢献できると期待されます。 本研究成果は2022年5月12日にWiley-VCH刊行の科学雑誌「Advanced Functional Materials」のオンライン版で公開されました。 液滴の分裂に基づくmiRNAの感知機能と論理計算機能を有するDNA液滴コンピュータの概念図。miRNA-1、miRNA-2とmiRNA-3が存在し、かつmiRNA-4が存在しない場合、DNA液滴が3つの液滴(赤・緑・青)に分裂する。 論文情報: Jing Gong, Nozomi Tsumura, Yusuke Sato, Masahiro Takinoue(公婧、津村希望、佐藤佑介、瀧ノ上正浩) Advanced Functional Materials "Computational DNA droplets recognizing miRNA sequence inputs based on liquid-liquid phase separation" DOI: 10.1002/adfm.202202322 https://doi.org/10.1002/adfm.202202322 プレスリリース: 東北大学 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/06/press20220606-02-dna.html 東京工業大学 https://www.titech.ac.jp/news/2022/064179
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受賞2022.06.01
東北大学に所属する助教17名に「東北大学プロミネントリサーチフェロー」の称号が新たに付与され、学際科学フロンティア研究所(学際研)からは7名が選ばれました。 「東北大学プロミネントリサーチフェロー」制度は、東北大学の助教のうち、新領域を切り開く独創的な研究に挑戦する者に称号を付与するもので、令和3年度に新たに創設されました。今回が第3回の称号付与です。 プロミネントリサーチフェローの称号を付与された若手教員の活躍が、本学における教育研究の一層の推進及び社会への貢献に資することが期待されます。 学際研所属の新規称号付与者: 岡本 泰典(先端基礎科学) 千葉 杏子(生命・環境 ) LE BIN HO(情報・システム) 木村 成生(先端基礎科学) 平本 薫(デバイス・テクノロジー) 松林 英明(生命・環境) 木内 桜(人間・社会) 東北大学: 独創的な研究に挑戦する若手研究者「東北大学プロミネントリサーチフェロー(令和4年度第1回)」を発表しました https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/06/news20220601-01-pr.html 東北大学若手躍進イニシアティブ https://www.bureau.tohoku.ac.jp/yri/index.html