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島津武仁教授(先端学際基幹研究部)の受賞のお知らせ
2014.12.03
「(公社)日本磁気学会 2014年度優秀研究賞」を受賞
受賞日/2014年9月3日
題目: 超高密度磁気記録のための高品位垂直磁化膜の作製と磁性に関する研究
受賞者名: 島津武仁(先端学際基幹研究部,情報・システム領域)
受賞日:平成26年9月3日
先端学際基幹研究部の島津武仁教授は,公益社団法人日本磁気学会の2014年度優秀研究賞を受賞いたしました.本賞は,日本磁気学会が,磁気の学理及び応用研究の進展に大きく寄与し,優れた研究功績を挙げた者に授与するものです.
【受賞理由】島津武仁氏は、超高密度記録媒体に関する基礎、応用の両面において、数多くの優れた研究成果をあげている。特に、現在の垂直磁気ハードディスクに用いられているhcp-CoPt/Ru薄膜の磁気異方性等の基礎物性の解明、パルス磁場による熱揺らぎ評価手法の確立、熱揺らぎ抑制技術としてのハード/ソフト積層媒体等の原理提案と実験的検証、スパッタ法によるL11-CoPt系規則合金薄膜の安定形成と磁気異方性ポテンシャルの解明、L10-FePt規則合金薄膜のグラニュラー化と基礎物性の解析などの成果があげられる。いずれも、高品位な薄膜形成技術と高精度な評価技術に裏打ちされた独創性の高い成果であり、磁気記録分野の発展に大きく貢献している。