トピックス
阿部博弥助教と中安祐太助教、MITテクノロジーレビュー「Innovators Under 35 Japan 2023」に選出
2023.11.10
新領域創成研究部の阿部博弥助教と中安祐太助教がそれぞれ、MITテクノロジーレビュー[日本版]主催のアワード「Innovators Under 35 Japan 2023」において、未来を創る35歳未満のイノベーターに選出されました。
阿部博弥助教:生物からヒントを得た安価で高性能な燃料電池触媒
阿部助教は、生物が持つ優れた構造からヒントを得て、安価で高性能な燃料電池触媒を開発するなど、「生物模倣工学」の確立を目指した研究を行っています。また自身が開発した燃料電池用生物模倣触媒を社会に活用するために起業し、商業規模での実用化に向けて研究開発を進めています。
中安祐太助教:真に「持続可能な」社会作りとバイオマス由来炭素電極の開発
中安助教は、真に「持続可能な」社会作りに向けた生活を自身でも実践し、起業を通じてその生活スタイルを広く発信しています。また、バイオマス由来炭素電極の開発によって、エネルギーの有効利用だけでなく、健全な森林環境を保全することも目指した学際的な研究を展開しています。
「Innovators Under 35 Japan 2023」に選出された阿部博弥助教(左)と中安祐太助教(右)
「Innovators Under 35」は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア部門「MITテクノロジーレビュー」が主催する国際アワードです。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る、独創的で才能ある35才未満の若きイノベーターの発掘を目的とし、過去にはGoogle共同創業者のセルゲイ・ブリン氏、Facebook共同創業者兼会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏も受賞するなど、国際的に権威あるアワードとして高く評価されています。
「Innovators Under 35 Japan」はその日本版にあたり、今年で4回目の開催となります。本年度は「コンピューター/電子機器」、「ソフトウェア」、「輸送(宇宙開発)」、「インターネット」、「AI/ロボット工学」、「通信」、「エネルギー/持続可能性」、「医学/生物工学」の全8分野において、200件を超える候補者の中から、厳正な審査を経て10人が受賞者として選出されました。なお、日本版の受賞者は次年度のグローバル版の候補者としてノミネートされます。
2023年11月30日(木)には、東京・室町三井ホールにて、受賞者を紹介する「Innovators Under 35 Japan Summit 2023 in Nihonbashi」が開催され、阿部助教と中安助教も登壇する予定です。本イベントの模様はオンラインでも配信されます。
MITテクノロジーレビュー
https://www.technologyreview.jp/
https://www.technologyreview.jp/