東北大学
学際科学フロンティア研究所

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国際学生交流により、多機能ファイバによる神経化学センシング・神経モジュレーション研究を推進

2025年12月29日 『Bioelectrochemistry』誌に論文掲載

2026.03.12

東北大学の研究チームは、神経化学センシングおよび神経活動制御のための熱延伸多機能ファイバ技術の最新動向をまとめた研究成果を発表しました。

本研究は、東北大学学際科学フロンティア研究所および大学院医工学研究科の郭媛元准教授(バイオファイバー医工学研究分野)と、Erasmus+ Programme を通じて来日したスロベニア・マリボル大学の大学院生 Adrijana Savevska 氏の参画により実施されました。

本論文では、熱延伸技術によって作製した多機能ファイバと電気化学センシング技術を融合した新しい神経インターフェースについて、近年の研究進展を体系的に整理しています。これらのファイバ型バイオエレクトロニクスは、光・電気・化学など複数の機能を単一の柔軟なプローブに統合できるため、脳内の化学信号をリアルタイムに計測する次世代計測技術として期待されています。 
 
本研究は、国際的な学生交流を通じた共同研究の成果であり、材料科学、電気化学、神経工学を横断する学際研究の発展に寄与するものです。今後は、生体内での長期安定性や生体適合性などの課題を克服することで、神経科学研究や医療応用への展開が期待されます。
 
本研究は、国際的な学生交流を通じた共同研究として実施され、成果は学術誌「Bioelectrochemistry」に2025年12月29日付で掲載されました。
 
 

図:熱延伸多機能ファイバと電気化学計測を融合し、神経化学信号のモニタリングとモジュレーションを実現する概念図。
 

論文情報:
タイトル:Critical perspectives on thermally-drawn multimaterial and multifunctional fiber-based neural interface for neurochemical sensing and modulation
著者:Adrijana Savevska , Yuanyuan Guo 
掲載誌:Bioelectrochemistry
DOI: 10.1016/j.bioelechem.2025.109208
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41576484/
 
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