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早瀬 元 助教(新領域創成研究部)
2016.05.23
早瀬 元 助教(新領域創成研究部)
『Chemistry of Materials』に論文掲載、および報道発表
プレスリリース/2016年5月23日
新領域創成研究部の早瀬元助教は、京都大学との共同研究において、酸化水酸化アルミニウム組成をもつベーマイトナノファイバーをシルセスキオキサンで被覆することによってコアシェル型の骨格をもつ、モノリス型(塊状)多孔体を作製することに成功しました。
発泡ポリマー、シリカゲル、活性炭、ゼオライトなどを代表とする多孔体材料は断熱材、吸音材、触媒担体、電池電極材料、吸着・分離媒体など、さまざまな用途が知られています。あらかじめ液中分散させたナノファイバーに前駆体としてケイ素アルコキシドを加えるだけの多孔体合成法は、ナノ構造を有する低密度のモノリス型多孔体をより大きなスケールで簡易に作製する手法として、今後の発展が期待できます。
本成果は、5月5日に米化学会出版のChemistry of Materials誌に掲載されました。
プレスリリース:
東北大学