東北大学
学際科学フロンティア研究所

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杉本 周作 助教(新領域創成研究部)

2017.09.05

杉本 周作 助教(新領域創成研究部)

『Nature Climate Change』に論文掲載、および報道発表

プレスリリース/2017年8月22日


新領域創成研究部の杉本周作助教らの研究グループは、北半球の亜熱帯の海水温(深さ100〜400メートル)が、最近100年間で約1度上昇していることを発見しました。この上昇は、世界平均の海面水温の上昇速度の約2倍であり、亜熱帯の海で温暖化が著しいことを明らかにするものです。海水温上昇は、海水の熱膨張に伴う海面上昇を正確に見積もる上でとても重要です。本発見は、これまで謎に包まれていた地球温暖化下での海洋による熱の吸収・蓄積過程を解明する大きな一歩になることが期待されます。

この研究成果は、Nature Climate Change誌のオンライン速報版に8月21日付けで掲載されました。

論文情報:
Shusaku Sugimoto, Kimio Hanawa, Tomowo Watanabe, Toshio Suga and Shang-Ping Xie, "Enhanced warming of the subtropical mode water in the North Pacific and North Atlantic", Nature Climate Change doi:10.1038/nclimate3371

プレスリリース:
東北大学 理学研究科

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