東北大学
学際科学フロンティア研究所

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シリコーン組成モノリス型多孔体「マシュマロゲル」を用いてジャイアントベシクルを簡単・大量に生成

8月27日『Langmuir』に論文掲載、10月3日報道発表

2018.10.03

プレスリリース
 
新領域創成研究部の早瀬 元 助教は、本学大学院工学研究科ロボティクス専攻 野村慎一郎・准教授との共同研究により、シリコーン組成モノリス型多孔体「マシュマロゲル」に脂質を吸着させた後に緩衝液を染みこませてスポンジのように絞り出すことで、ジャイアントベシクル(リポソーム)分散液を一度に大量生成する技術を開発しました。この簡易手法はジャイアントベシクルを必要とする細胞研究のツールとしての他、医療や化粧品などへの応用が期待されます。
本研究成果は、8月27日にLangmuirに論文が掲載され、イメージ図が掲載号のカバーアートに選ばれました。また、10月3日に本学よりプレスリリースされました。
 
論文情報:
Gen Hayase, Shin-ichiro M. Nomura, "Large-Scale Preparation of Giant Vesicles by Squeezing a Lipid-Coated Marshmallow-Like Silicone Gel in a Buffer", Langmuir, 2018, 34 (37), pp 11021–11026
DOI: 10.1021/acs.langmuir.8b01801
URL: https://dx.doi.org/10.1021/acs.langmuir.8b01801
プレプリント (ChemRxiv): https://doi.org/10.26434/chemrxiv.5620381
タイトル和訳:脂質コートしたマシュマロゲルをバッファー中で絞ることによる、ジャイアントベシクルの大容量生成
 
 
プレスリリース:
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東北大学工学研究科
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