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早瀬元 助教『ACS Applied Nano Materials』に論文掲載
2018.11.28
微細な繊維をプラスチックに混ぜ込むことで高強度化した繊維強化プラスチック(FRP)は先端工業製品から日用品までさまざまな場面で用いられている複合材料です。
新領域創成研究部の早瀬助教は、直径数十ナノメートルの棒状骨格内に多数の繊維を平行に組み込んだ構造をもつ、モノリス型多孔体の作製に成功しました。どれほどの補強効果は得られたかはまだ明らかになっていませんが、ナノファイバーの骨格への分配性を利用した簡易なプロセスで組み上がる特徴的複合構造は、これまでにない高強度マクロ多孔体設計のヒントになることが期待されます。
本成果は学術雑誌『ACS Applied Nano Materials』に2018年11月26日付で掲載されました。
掲載論文:
Gen Hayase “Fabrication of Boehmite Nanofiber Internally-Reinforced Resorcinol-Formaldehyde Macroporous Monoliths for Heat/Flame Protection”, ACS Applied Nano Mateirals 2018, 1, 5989–5993.
doi: 10.1021/acsanm.8b01518
https://dx.doi.org/10.1021/acsanm.8b01518
doi: 10.1021/acsanm.8b01518
https://dx.doi.org/10.1021/acsanm.8b01518