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金田文寛助教『Optics Express』に論文掲載および報道発表
2019.02.25
新領域創成研究部の金田文寛助教、電気通信研究所の枝松圭一教授、電気通信大学の清水亮介准教授らのグループは、特殊な加工を施した結晶にレーザー光を通すだけで異なる2つの光子がもつ周波数(色)の間に「量子もつれ」を発生させることに成功しました。従来の方法とは異なり、今回の成果は簡便かつ低損失な色の量子もつれ発生方法であり、さらに多色の量子もつれ光子発生へと拡張可能な技術であるため、今後光子の周波数を用いた大容量量子情報技術の実現に重要な役割を果たすことが期待されます。
本研究の成果は米国光学会論文誌Optics Express誌に1月16日に掲載され、「Editor’s pick」として論文誌から高い評価を受けています。また、1月25日に本学よりプレスリリースされました。
論文情報:
F. Kaneda, H. Suzuki, R. Shimizu, and K. Edamatsu, "Direct generation of frequency-bin entangled photons via two-period quasi-phase-matched parametric downconversion", Optics Express, Vol. 27, Issue 2, pp. 1416-1424 (2019)
DOI:10.1364/OE.27.001416
https://www.osapublishing.org/oe/abstract.cfm?uri=oe-27-2-1416
F. Kaneda, H. Suzuki, R. Shimizu, and K. Edamatsu, "Direct generation of frequency-bin entangled photons via two-period quasi-phase-matched parametric downconversion", Optics Express, Vol. 27, Issue 2, pp. 1416-1424 (2019)
DOI:10.1364/OE.27.001416
https://www.osapublishing.org/oe/abstract.cfm?uri=oe-27-2-1416