東北大学
学際科学フロンティア研究所

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翁 岳暄 助教『Delphi - Interdisciplinary Review of Emerging Technologiesl』に論文掲載

2019.12.11

新領域創成研究部の翁岳暄助教は、朝日大学法学部 出雲孝准教授との共同研究により、ローマ法と自然法の思想からAIガバナンスにおけるソフトローの補足原則を「Delphi - Interdisciplinary Review of Emerging Technologies」に掲載された論文にて提案しました。
 
AIテクノロジーの最近の出現により、私たちの社会は、設計、製造、販売よび使用に関して規制上の課題に直面しています。 既存の規範に加えて、初期のAIガバナンスには多くの新しい「AI法」が必要になります。 ただし、AIに関しては、ハードローとソフトローの間に大きなギャップがあります。 近年、EUやIEEEなどの公的機関と組織の両方からソフトローが開発されていることが報道されましたが、ハードローはそれほど発展していません。このギャップが存在する理由と「自然法」がこのギャップを埋めることができるかどうかの質問に答えることが、この論文の主な目的です。 そのために、自然法の伝統から二つの補足原則を引き出します。
 
論文情報:
翁岳暄Yueh-Hsuan Weng, 出雲孝Takashi Izumo, "Natural Law and its Implications for AI Governance", Delphi - Interdisciplinary Review of Emerging Technologies, Volume 2, Issue 3, Page 122-128 (Berlin: Lexxion)
DOI: 10.21552/delphi/2019/3/5
https://delphi.lexxion.eu/article/DELPHI/2019/3/5
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