東北大学附置研究所等一般公開 片平まつり2021 出展企画

いのちのひみつ、
みんなのくらし、
宇宙のなぞ、
せかいのふしぎを大冒険!

学際科学フロンティア研究所〔学際研(がくさいけん)〕では、物理、化学、生物、地学、数学、工学、医学、薬学、文学、社会科学などのさまざまな分野の研究者が集まって、研究チームをつくっています。それぞれ得意なことが違うメンバーが集まっているので、それぞれの持つ知識が生かされて強いチームができています。今まで当たり前だと思われていたことも、学際研の研究で新しい発見や別の価値が見出されています。スポーツやゲームでも、それぞれが得意なことを持っているチームは強いし、魅力的(みりょくてき)ですよね。

今回の「片平まつり2021」では、生物・宇宙・医療(いりょう)・環境科学などの研究者が、みなさんといっしょに考えたいテーマを動画でご紹介します。いのちのことや宇宙のことなど、ぜひクリックして見てみましょう。学際研には、ほかにもいろんなことを研究する研究者がたくさんいます。研究者は世界中から集まり、みんなひとつの研究所でともに挑戦(ちょうせん)する仲間です。彼らが研究者になった理由やきっかけも教えてもらいました。

学際研ってどんなところ?

がくさいけんってどんなところ?

学際科学フロンティア研究所〔学際研(がくさいけん)〕は、今までの学問分野や領域(りょういき)をこえた研究を進めることで、新たな知と価値をつくり出し、より豊かな人類社会の発展(はってん)をめざすユニークな研究所です。とくに若い研究者が多く所属(しょぞく)しています。

ことなる分野から集まった研究者による学際研究では、新しい使い方ができる材料の研究開発や、特徴のある材料を機器に応用する研究などが進んでおり、会社との共同研究も行っています。生命科学、宇宙物理学においても素晴らしい成果があがっています。

学際研は、若手研究者が世界の最先端(さいせんたん)で研究を行う強い思いを応援し、ことなる分野を学ぶ研究者どうしの交流やネットワークづくり、また研究成果の発信もサポートしています。

みなさんも可能性が無限大(むげんだい)の学際研で、新しい研究にチャレンジしませんか?

学際研(がくさいけん)をYouTubeで見てみよう

がくさいけんをゆーちゅーぶでみてみよう!

分野をこえた新しい研究を進める

学際研(がくさいけん)では、3つのミッションにもとづいて活動しています。ここでは、そのうちのひとつである「分野をこえた新しい研究を進めること」についてくわしく紹介しています。先端学際基幹研究部(せんたんがくさいきかんけんきゅうぶ)という部がこの役割をにない、世界的にもトップレベルに高度な学際研究を進めています。この部の研究者は、自分たちの研究だけではなく、学際研の中のいろいろなプログラムを使って、学内外の研究者とともにその時々に必要な研究チームをつくり、ともに働くことによって新しい学問分野を切りひらくことをめざしています。

いつも小さなたねをさがす

ここでは、3つのミッションのふたつ目、「大学の中で分野をこえた研究の小さなたねを見つけること」について紹介します。学際研(がくさいけん)では、東北大学の中にある分野をこえた研究の小さなたねを見つけだし、発展(はってん)させることを応援してします。研究にひつようなお金やモノ、場所の準備はもちろん、ほかの分野の研究者との活発な交流を進めるためのさまざまなプログラムを用意しています。各プログラムの研究成果は、賞を受賞したり、新聞などに取り上げられたりすることも。分野をこえた研究である学際(がくさい)研究を見つけだし、応援するこれらのプログラムはとても重要なものです。

若い研究者をサポートする

3つのミッションの最後「若い研究者を育てること」について紹介します。学際研(がくさいけん)では、新しい目線で未来に可能性(かのうせい)を感じる若手の研究者を世界中から招き、育て、サポートしています。若手研究者は、新領域創成研究部(しんりょういきそうせいけんきゅうぶ)の助教(じょきょう)として学際研(がくさいけん)に所属(しょぞく)し、東北大学のさまざまな研究科や研究所、そして大学院生たちと結びつきながら充実した研究活動を行っています。未来をになう素晴らしい若手研究者を応援することで、新しい学問分野を生み出し、世界で活躍(かつやく)するトップレベルの研究者に育てることを目標にしています。

3つのミッション

学際研(がくさいけん)では、3つのミッションを中心に活動しています。ミッションを実現(じつげん)するために、研究者が活用しやすいさまざまな取り組みを行っています。領域(りょういき)にとらわれない研究を進めること、新しい可能性のある研究の小さなたねを見つけること、そして若手の研究者を育てること、という3つのミッションは学際研(がくさいけん)にはなくてはならない大切な個性(こせい)でもあります。3つがそれぞれ結びつき、つながり、一体となることで、研究所全体がいきいきとしていきます。また、それが未来をにない、新たな知と価値をつくり出すことにつながっています。