寄附研究部門
寄附研究部門
寄附研究部門は、企業等からの寄附金によって、大学における教育・研究の豊富化、活用化を図ることを目的として設置、運営されています。学際科学フロンティア研究所には現在、ナノ材料プロセスデータ科学寄附研究部門と生体最先端計測研究寄附研究部門が設置されています。
ナノ材料プロセスデータ科学寄附研究部門
本部門では、データ科学と材料プロセス工学を融合した新学術分野「材料プロセスデータ科学」を開拓するための学際的基礎研究を行います。具体的には、ナノ粒子合成プロセスを対象とし、粒子合成におけるプロセスデータと材料構造データを紐づけた材料プロセスデータベースを作るとともに、データベースから特定の材料構造、さらには材料機能を決定づけるプロセス特徴因子をデータ科学的に抽出し、新たな高機能ナノ材料の合成プロセス設計を迅速に導く“材料プロセスインフォマティクス”を構築し、新産業創出に貢献します。(設置期間:2024年1月〜2026年12月)
生体最先端計測研究寄附研究部門
本部門では、蛋白質科学・物理有機化学・生体計測・質量分析・構造生物学・化粧品学の6つの異なる分野から研究者が集まり、化粧品や医薬部外品の開発につながるような分野横断型の研究を展開します。各分野の研究知見を学際的に融合させることで、生体に対する先端計測手法の開発や新規知見の獲得が期待できます。具体的には、プロテオミクスや薬剤分子設計など、医療・創薬分野の発展に貢献してきた研究領域にも取り組み、従来の化粧品研究の枠を超えた新たなアプローチを目指します。(設置期間:2024年11月〜2026年10月)