東北大学
学際科学フロンティア研究所

研究会等のお知らせ

第28回 FRIS Hub Meeting(ハイブリッド開催)

2022年1月27日 11時~

ハイブリッド開催
 
 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。
また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。
 
 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。
 
【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】
 
第28回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催)
日時:2022年1月27日(木)11:00-12:00
開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室)
    ※オンサイト参加は当面はFRIS教員とTI-FRISフェローに限定させていただきます。
    ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、
     日時の変更、オンラインのみの開催等、変更が生じる場合もございます。ご理解願います。
 
オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。

発表者:
柿沼 薫(東北大学 学際科学フロンティア研究所 准教授/人間・社会)

発表タイトル:
水の安全保障とジェンダー
(Gender inequality in global water security)
 
要旨:
2030年までにすべての人々が普遍的かつ衡平な水へのアクセスを達成すること(SDG6.1)は世界における重要な課題である。自宅に水道が通っていない地域では、しばしば女性が水を運ぶ役割を担っていることが指摘されている。しかしながら、水逼迫の評価は世界で進んでいるものの、水逼迫の男女差については定量的検証がほとんど行われていない。本研究では、水の安全保障上の男女差を世界地図で示すことを目的とし、水資源情報と人口情報の時空間的統合を試みる。具体的には、水ストレスと水へのアクセスの状況から脆弱な水環境を定義し、全球で2000年以降の水脆弱人口を男女別に評価する。世界における脆弱な水環境下の男女差の動向を可視化することで、すべての人への水安全保障実現へむけた知見を提供したい。
 
 
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