東北大学
学際科学フロンティア研究所

研究会等のお知らせ

第40回 FRIS Hub Meeting(ハイブリッド開催)

2023年2月24日 11時~

ハイブリッド開催
 
 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。
また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。
 
 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。
 
【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】
 
第40回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催)
日時:2023年2月24日(金)11:00-12:00
開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室)
    ※オンサイト参加は当面はFRIS教員及びTI-FRISフェローに限定させていただきます。
 
オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。

発表者:
Daniel Pastor-Galán 助教
(東北大学 学際科学フロンティア研究所/先端基礎科学)

発表タイトル:
UNEARTHING lost continents to unravel the cryptic recycling of continental crust into the mantle
 
要旨:
固体地球の地質現象を説明する統一パラダイムであるプレート テクトニクスは、地球の外殻の複雑な進化を促進し、プレートの動き、マントルのダイナミクス、および長期的な気候変動を支配する。固体地球科学によって復元された地球史は、主に大陸に残された地質記録にもとずいている。プレート テクトニクスにおいて、プレートの動きは、プレート沈み込み帯での海洋リソスフェアの沈み込み・リサイクルの結果として説明されてきた。一方、軽い大陸はその浮力によって簡単にマントル深部に沈むことができないと考えられてきた。しかし、最近の固体地球の進化モデルは、現在の大陸の約65体積%が30億年前 までに存在していたことを示し、30億年前よりも古いものは10%に満たない。それらの新しい事実は、これまで簡単にマントル深部に沈み込むことがないと考えられてきた大陸地殻物質の膨大な量がマントル深部にリサイクルされてきたことを強く示唆する。従って、大陸地殻のリサイクルを考慮に入れた巨視的な物質循環の理解の再構築が求められる。
 
 
PAGE TOP