東北大学
学際科学フロンティア研究所

研究会等のお知らせ

第45回 FRIS Hub Meeting(ハイブリッド開催)

2023年7月27日 11時~

ハイブリッド開催 / Hybrid Event
 
 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度、8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。Hub Meetingの趣旨は、発表者が全領域の研究者を対象として、研究のイントロと分かりやすい専門的内容の紹介を行い、新テーマ創成の芽を作ることです。2021年1月からは世界で活躍できる研究者戦略育成事業「学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS)」のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。
 
 Hub Meetingでは英語での発表を強く推奨しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。参加者は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。Hub Meeting参加対象(下記)の方は積極的にご参加ください。
 
【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学によるコンソーシアム事業です。】
 

第45回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催)
日時:2023年7月27日(木)11:00-12:00
開催方式:ハイブリッド開催(オンライン/Zoom・学際科学フロンティア研究所セミナー室)
発表言語:日本語

参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。
参加申し込みフォームよりご登録ください。
登録締切:7月26日(水)15:00
 
発表者:
田副博文 准教授
(弘前大学/生命・環境/TI-FRISフェロー)
発表タイトル:
精密化学分析による物質循環トレーサーの探求/
Exploration of Geochemical Cycle Tracer by Chemical Analysis and its Application to Different Field
 
Summary :
環境中の重金属元素の同位体比や放射性核種はその供給源や供給過程によって変化するため物質循環研究の重要な指標となる。例えば、海洋の深層水循環は熱量や溶存成分の輸送に重要な役割を果たすが、流速が極めて遅く物理観測が困難であるため、放射性炭素年代など化学トレーサーが用いられた。また、海底堆積物など層序を維持して情報が保持された試料は過去におきた環境変化の変遷を紐解く鍵となる。最近では、骨や貝殻などの生体硬組織に蓄積された同位体情報から生息域に関する情報を抽出することで海産物の産地同定や、先史時代の交易の解明など他分野への展開も図られている。
 

 
Hub Meeting参加者
  • 趣旨と守秘義務を理解・了解していることを条件に、以下の方が参加できます。
    1. Hub Meetingメンバー
      発表のターゲットとする参加者、アーカイブ視聴対象
      ・東北大学学際科学フロンティア研究所教員
      ・TI-FRISフェロー
    2. オブザーバー
      Hub Meetingに興味のある下記の参加者(質問・議論にも参加することができます)
      ・東北大学学際高等研究教育院研究教育院生
      ・東北大学教職員・学生
      ・TI-FRIS参画大学教職員・学生
      ・TI-FRIS関係者(委員会委員等)
      ・「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」の育成対象者
      ・科学記者
      ・学際研所長/TI-FRISプログラムマネージャーが認めたもの
 
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